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2011年02月01日
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カテゴリ:ドラマ系の感想
『能面の告白』

内容
能楽の見物に来ていた右(財前直見)が、殺人の容疑で逮捕された。
舞台裏の楽屋で、刺殺された能楽・岩瀬流のシテ・岩瀬健吾(宮川一朗太)
死体の近くに、ナイフを持った右がいたのだ。
その場にやってきた見習い・金子彰(中村大輝)と後見・木村恭一に
見とがめられ、逮捕、三条署へ連行される。
白石(南野陽子)は、、、まさか、、、と疑問を抱くが、
右が持っていたデジカメに、多くの能面の写真が残されていたことから、
ストーカーによる犯行として捜査がはじめられる。
すると右は、学術的に“面(おもて)”を撮影していただけだという。
舞台上で使われた能面が、
岩瀬家に代々伝わる江戸時代の能面“深井の面”とは違ったため、
その理由を尋ねに行っただけだと右は主張するのだった。
しかし、理解不能の理由に、右の疑いが解かれるわけもなく。。。。

それでも、右を信じたい白石は、単独で岩瀬家を訪ねる。
そして被害者・健吾の父・宗家岩瀬健作(楠年明)に能面について尋ねるが、
怒鳴られ、追い返されてしまうのだった。
そこで妻・留美から、
屋敷で見かけた面打ち・水島隆之(高橋和也)を紹介してもらう。
同じように能面について尋ねるが、知らないと言われてしまう白石。

やがて捜査を続けていたところ、
舞台直前、小道具が無くなった事件が起きていたことが判明する。
そのうえ、被害者の健吾から、右に言い寄っていたという金子の証言が!!
何らかの理由があると考え、真野(佐野史郎)は捜査を指示するが、
同時に、岩瀬家からクレームが付いたことで
副署長・斯波義男(木内義一)の命令で、白石は捜査を外されるのだった。

だがそれでも、能面がオカシイと言い続ける右の言葉を受けて、
ついに白石以外の捜査員も、根負けし。。。。。
能面を調べたところ、1つの可能性が浮かび上がる。
能舞台に上がっていたのは、、、、健吾ではない!?
すでに殺されていた可能性が。。。あった。

そんななか、木村恭一が殺されてしまう。

そして浮かび上がる1人の女性の存在・・・水島千香(財前直見・二役)

敬称略


今回は、

この手の作品に良くあるパターンの『主人公が容疑者!』である。


さすがに、導入部分は強引すぎるが40分強の作品なので仕方あるまい。

それでも
1つのミステリーとしては、ミスリードも働き、
悪くはない展開だったとは思います。


ただまあ。
そんなことよりも、主人公の右がいない状態であるため
ほぼ、、『普通の刑事モノドラマ』になってしまっているのは、

いくらなんでもねぇ。。。。

そら、
能面の分析から、色々と動き始めるから、
途中からは、ギリギリ主人公も活躍の場はあったわけであるが、

どうも良く分からないのは、
今回に限らず、、、

イマイチ、、、美術品の目利きが超一流!
という、もの凄い知識をたくさん持っているという
本来の主人公が持つ設定が、ほとんど活かされていないことでしょうね。

えっと、、、2回ほど前、、、アタリからかな。
その傾向が強くなっているのは。

極論を言えば、
『事件関係者に対し、刑事が尋ねれば事足りる。』状態なのである。

もしくは、、、多少なりとも知識があれば...と言う感じですね。

そのため、
無理に主人公を入れ込んでしまっているのが、表面化した印象。
今回など、それこそ曜子に尋ねれば。。。。と、
今まで以上に疑問を感じてしまいました。

決してミステリーとして酷い作品になっているわけではないが、
主人公の必要性が、イマイチになってしまっていては、
本末転倒だと思います。

それこそ、今回など。
能面能面と言って、それに興味を覚えたところから始まっているのだから

捕まっていても、勉強したい!

そんな印象で、
それでも、、、なんとなく、右が活躍しているように見えていれば、
きっと必要性が浮かび上がり、面白かったと思われます。

ちょっと、足りないモノが多いよね..今回。

最終的な決着部分でも、
なんか、取って付けたような感じだったし。


これまでの感想
第4回 第3回 第2回 第1回 





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最終更新日  2011年02月02日 18時35分39秒
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