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2011年03月14日
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カテゴリ:ドラマ系の感想
『最後のオペ!未来へつなぐ命』

内容
ある日のこと、富山の病院の小児外科で働く瀬名(比嘉愛未)から連絡が入る。
小児ガンの患者、菅野千尋(嘉数一星)
だが、、、治療を拒否しているという。
今なら完治の可能性もアリ、命(斎藤工)にオペをして欲しいという。

命は、危(池内博之)ら小児外科の面々にオペをすることを伝えるが、
坂本(入江雅人)は、、、執刀医は命以外ならと。。。許可しない。
危も、、、“それ以上、命を削るな”と、オペへの参加を拒否。
そんななか、小児外科に現れた、奠(陣内孝則)は、手術を了承。
それどころか、自らが助手を買って出るのだった。

そんななか、母・千恵理(芳本美代子 )と転院してきた千尋。
説得を試みても、やはり、オペを拒絶。
千恵理によると、、、1年前、父・尋道(おかやまはじめ)を、
胆石症のオペ後、敗血症で亡くしていた。。。
だから医者を信じられないのだという。

命は、千尋のオペを、傷口が少ない方法で挑もうと考え始める。
そんな命に対し、真中(板谷由夏)は、今は治療に専念すべきと説得を試みるが、
それでも命は、可能性が限りなく低い自分の治療より、
“目の前の命を救いたい”
。。。。と、難手術の練習を続けていた。。

一方、千尋は、、、ついに病室を脱走。
同じ部屋の灘麟太郎(小林海人)が千尋の後を追うが、胸を打ってしまい、
倒れ込み、、、苦しみ始める。
そこに命が駆けつけ。。。。。。

敬称略



定番の1つと言って良いお話ですね。


不信感を持たれる中、あることをきっかけに、、、信頼へ。。というベタな物語。

今回は、それが、
医師・命と、、、患者の少年。。ですね。


医師というモノに不信感を抱く少年。
でも、1つの命を救ったことで、少年に変化が生まれる。

一方で、命も、そういう事件をきっかけで、
子供達と関わり、自分自身の命について考える。

そんな感じのお話だ。


面白いのは、そんなお話に、
他の医師たちとの友情や、瀬名の成長。。。
そして奠の変化なども絡めてきたことだろう。

正直、
これだけ、色々と絡めたら、
何をやっているか、分からなくなるモノですが、

メインの部分で、シッカリと命の気持ち信念を描き、
そこから、多くの人に色々と影響を与えていることを丁寧に描いている為、

物語にブレが生じていない印象だ。


まあ。。。基本、医療モノなのに、
セリフに頼っている部分ばかりのドラマになっているという

妙な違和感は存在するが、
全部ひっくるめて、、、、ヒューマンドラマ。。と考えればokだろう。


悪くない、、いや、良いお話だったと思います


それにしても、上手く繋げたよね(笑)

“無限の樹形図”まで。




ドラマ全体を見て

医療モノなのか?ヒューマンドラマなのか?
その線引きが、かなり微妙なところにあった今作。

そのバランスの悪さからか、わずかに描き切れていない部分があるため、
どうしても、
面白いところがあるのに、なにか、妙なモヤモヤがあった。

そこが、かなり評価の分かれる部分。

ただまあ。このあたりは、考え方次第なのでしょうね。

医療の部分がオマケだと考えれば、素直に納得出来ますしね!

最終回、、、かなりキレイにまとめた部分も含め、
いいところまで行っている“良作”だったとは思いますが。

だからこそ、わずかな描き込みの足り無さが、
本当に残念だったと思います。

それでも、良作だろうけどね。


これまでの感想
第9話 第8話 第7話 第6話 
第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 





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最終更新日  2011年03月15日 00時10分02秒
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