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カテゴリ:ドラマ系の感想
#6 恋を忘れた女VS恋に目覚めた女
内容 那珂川(渋江譲二)とつき合うと宣言した美姫(黒川芽以) ちょっとしたデートの後、、、マンションに到着したのだが、 小麦(櫻井淳子)と一悶着! その騒動に割って入った那珂川の言葉は波紋を呼ぶ。 「僕は小麦さんのことが好きなんです」 一瞬、舞いあがりはしたモノの、美姫から“あり得ない”と断言され 少しは納得しかけたのだが、動揺する小麦。 が、、、美姫は、那珂川の様子から本気と感じていた。。。 そんな折、思わぬ知らせが入る。 人気イケメン俳優で君嶋社長(国広富之)の息子・君嶋潤(加藤和樹)が、 芸能界を引退し、小説家に転身するという。 君嶋出版の文芸賞の。。。出来レースで潤の受賞が決まっているが、 その作品の出版日が、美姫のデビューの日と重なり、 明らかに、君嶋がぶつけてきたと思われた。 一時的なら話題性なら“障がい”を売りにすることは出来るが それでは、、、一過性。。。出版社のことを考えれば、それは出来ない。 いや、美姫が、本当の目で見て欲しいと言うことで、手を組んだはず。 苦悩する小麦。。。いったい、どうすれば。。。。 そんなとき、紗江子(一青妙)に、、那珂川の想いを知られてしまい、 小麦、美姫に驚く言葉をつぶやく。 “まず、結ばれれば良い” さすがに、小麦だけでなく、美姫も唖然とするが。。。。 どうしても、その“妄想”が頭から離れない小麦は、 つい階段から足を踏み外してしまい両足にケガを負ってしまい、 車いす生活になってしまう。 まさかの事態に、仕事が進まなければ、、、会社の危機!! ナントカなると言ったモノの、車いすが上手く扱えるわけがなく。 するとそこに、、、美姫が現れ、 那珂川と打ち合わせをして話を進めていくと宣言する。 それは、小麦に対する宣戦布告でもあった。 「哲ちゃんの心は頂いとく」 悶々とした気持ちで、マンションに帰った小麦は。。。。。 一方、那珂川と打ち合わせ後、書店へと売り込みに向かう美姫は。。。。 敬称略 しまった、、、本気で、色々な意味で感動してしまいました。 実際、 内容自体は、登場人物たちの関係の変化。。。 そして恋バナの始まり。。。なのであるが。 その恋の始まりの描き方が秀逸。 サブタイトル通りで 恋を忘れていた女の恋の始まり 恋を知らなかった女の恋の始まり それぞれに特徴ある描き方および演出がなされ、 2つの恋を描いているのに、散漫とならず 両者とも、、かなり好感が持てる描き方がなされている。 見事だったのは、 それが、恋だけで終わらず、仕事にまで絡めてきたことだ。 最近のドラマならば、 ここまでの描き込みはしないし ここまで次の展開を考えた上での物語は、少ない それを見事にやりきった。 本当に良く描けていて、ちょっと感動してしまいました。。 え?内容じゃないの? と言うかもしれませんが、 内容自体は、ベタなネタを2つ繋げているだけで、 まだまだ「始まり」ですので、感動は、、、後に残しておきます。 そしてもう一つ見事だったのは これだけ、恋バナと仕事のネタフリをしておきながら、 小麦と美姫。。。それぞれに「見たことが無い姿を確認させたこと」でしょうね。 小麦にとって、始まった車いす生活は美姫に繋がり、 美姫の苦労を知る事になるし。 一方で、仕事の中で美姫は、小麦への信頼を深めていく。。。と お互いにまさに信頼出来る関係になりつつあると言うことである。 もちろん、それは、口にはしていないのですけどね。 こういうテクニックも、秀逸だった部分ですね これだけのことを、30分弱であっさりやってしまった今作。 ほんとに素晴らしかったと思います。 まだ6話だけど、、、、もしかしたら、、、傑作かもしれませんね。 ちなみに、、、ドラマの構成の素晴らしさに感動しているだけでなく、 一部の漫画チックな演出も、個人的には好感を持っています。 やはり、こういった事ってのは、 短時間で魅せるには、ホントに重要で。 センスの良さも垣間見える部分ですよね。 まあ。..やり過ぎちゃうとダメでしょうが、 登場人物の関係などを考えれば、こう言うのもアリでしょう。 久々に大絶賛をしてしまいました。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年09月12日 18時35分30秒
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