レベル999のマニアな講義

『さよなら花沢太郎！証拠ゼロ…祇園花街の未解決殺人が１５年目に動き出す！！』

内容
その日、あかね（竹下景子）の店で食事をしていた花沢（石塚英彦）
近くに居た男（梶原善）が金を払わず出て行くのを見かけ、追いかける。
現行犯逮捕しようとしたところ、あかねがやってくる。
あかねは、男が刑務所を出たばかりだと言い、
出した食事を全てキレイに平らげたのを見て、
「おかわりすれば良かったのに」と。。。あかねは笑顔に。
仕方なく花沢も、男を見逃すしか無かった。

それから数日後、
呉服店店主・高橋誠一（西山清孝）が殺されて見つかる。
目撃情報から犯人は、２人組の男。
そして凶器のバールから指紋が検出される。
３日前に刑務所を出所したばかりの武島圭吾。。。先日、見逃した男だった。

「あのとき逮捕していれば。。」と後悔する花沢。
木内（中村俊介）とともに、聞き込みに向かう花沢。
そんななか、警ら中の警官・西田が、武島に襲われる事件が発生する。
花沢と木内が追跡し、武島を逮捕。

事情聴取を始めるが、武島は殺害を否認。
共犯者がやったと告白するが、名前を言わない武島。
武島が不幸な人生を送ってきたことを知った花沢は、
優しく語りかけていく。。。。

それからしばらくして、鬼久保（石丸謙二郎）の取り調べを受けていた武島。
突然、花沢を取調室に呼び出す。
すると武島は、あかねのことを話はじめる。
あかねを良く知る男が訪ねていたという。。。

話を聞いていた錦織（高畑淳子）は、妙なものを感じる。
あかねには、謎の恋人がいた！？
あかねがその男を庇った冤罪だった可能性が浮上してくるのだった。

そこで、錦織は、あかねの周辺を千夏（星野真里）に調べさせたところ、
かつて、あかねと同じ芸妓“梅春”川上智美（中原果南）を見つける。
花沢たちが事情を聞くと。。。。


敬称略


今回は、脚本が、石原武龍さん。
監督が石川一郎さん

この枠らしい。。。ってところかな。


いや～、無茶苦茶強引ですが。

でも、

ちょっとしたことから、過去の事件が浮上。。。というのは、

この手の作品では、良くある話ですね。

ここまで、あかねのことを引っ張ってきたので、

最終回でまとめよう！

そんなところでしょう。



ここからは総括気味で。

なんだか、無理に走り回らせたり。

花沢の知り合いが。。。っていう展開だったり。

と、ココ数回、微妙に迷走気味だった今作であるが。


この枠らしいオーソドックスな物語だと言えば、そのとおり。

今回も、そんな感じだ。


話はオーソドックスですが、

今回は、しっかりと登場人物の役割を描いているため、

かなり分かりやすい物語になっていますね。

今回なんて、“芸妓”という部分を出してきて

この枠。。。。“京都”を明確に意識した物語になっている。



本来なら、このような“京都”を意識した物語を

もっともっと描いていれば、きっと今後にも期待を持てたと思うのだ。

でも、今作はそれをあまり描かなかった。


キャラをシッカリ確立できなかったのは、シリーズスタートなので仕方ないこと。

だからこそ、その期待感を裏切らなければ、

もっと素直に楽しめていたと思います。



まあ。全体としては落第では無く、
続編に期待して良いドラマだったとは思いますが。

もしも、続編を作るつもりがあるならば、

“京都”にこだわって欲しいですね。

それを無視してしまうと、

この枠に付いているファンを失うことになっちゃいますよ。


完成度が高いベタなエピソードが多かっただけに、

もっとキャラを確立すれば、長期シリーズになる可能性もあるとは思います。




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