レベル999のマニアな講義

「辞職か大逆転か！？第１部完結編！主婦をなめないで！」

内容
連続殺人事件の重要参考人として、所轄の刑事・戸高善信（安田顕）により、
逮捕連行された現職警官の山田（春海四方）
取り調べで山田は、全面自供をする。

牛島審議官（神保悟志）らが上層部と対策を練る中、
竜崎（杉本哲太）は、伊丹（古田新太）から事情を聞いていた。

一方、竜崎の指示で牛島の動きを探っていた谷岡（青山倫子）は、
上條（生瀬勝久）のもとを刑事局長の坂上（矢島健一）が訪ねていたのを目撃。

そんななか、竜崎は、伊丹の様子がおかしいコトに気づく。
どうやら上からの指示で、事件を隠蔽しようとしていることがうかがえた。
すぐさま竜崎は、牛島や坂上を問い正すのだが、
組織全体で結託し、隠蔽に動いていることが分かってくる。

戸惑いを覚える竜崎。
するとそこに東日新聞社会部部長の福本多吉（中村育二）から連絡が入る。
事件を迷宮入りさせるつもりなのか。。。と。

敬称略


“大人の判断だ”


組織を守るために動く人々。

本当に守るために、隠蔽が最善なのか？


って感じかな。


結局、組織を守るために“手段”の違いで戦っているというところか。

そういう物語だと分かると、

一気に、面白味が増してきましたね。


まあ。よくよく考えてみると

主人公の竜崎にとっては、竜崎の中で話をすり替えているように見えるのだが。

そうなのだ。変な言い方になるが、

組織を守るため、都合よく発生した家族の不祥事を利用して

警察の不祥事事案の泥を被ることで、誰かに恩を売ろうとしている。

もしくは、

家族の不祥事で降格しかねない状態に陥り、

なんなら私が泥を被りましょうと立候補！

って感じですね。


もちろん、ドラマとしては、そういうコトでは無いのですけどね。

竜崎の竜崎なりの信念により、組織を守る方法を。。。。。

ってことか。


？？
同じか（笑）


でも、全てをキレイ事だけで描くよりは、

こういう視点で描く物語も、面白いモノです。


１つだけ気になったことを書いておくと。

制作発表時には。。。なんとなく、発表されていたことだが。

ちょっと《半沢》を意識しすぎじゃないのかな？？

悪くは無いが、

なんていうか。。。

物語自体が個性的で、俳優も個性派揃いであるのに

魅せ方、演出が、個性的でないのが気になります。


オマージュ？パクリ？

そのあたりは、どっちでもいいけど。

もう少し、“今作らしさ”は、無いのかな？？


実は、ひとつだけ、今作が目指す部分があると思うのは。

ちょうど。。。今晩放送の“月曜ゴールデン”

《遺品整理人》だと思うのだ。

ありがちなネタのように見えながら、

実際は、描く部分も違えば、アプローチも違う。

かなり個性的な作品なのだ。

今作《隠蔽捜査》も、物語の面白さ頼り、演出のパクリではなく、

なんらかの魅せ方で凝って欲しいのである。


何かを彷彿とさせる。。。では。。。。ね。。。


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