「断金の友」
内容
備中松山の池田家小姓・鷲見左門(望月歩)は、
決して武芸に秀でているわけで無く、ひ弱であったが、
藩主・池田出雲守(柴田善行)の寵愛を受けていた。
幼少の頃、ひ弱だったが、体を鍛え、武芸自慢の藩主と呼ばれるまでに。
そのため左門のことを気にかけていたのだ。
しかし、そのことで、嫉妬をする者も多かったが、
殿の思いを知る先輩小姓の千本九郎(大和孔太)は、そんな左門を励ましていた。
ある日、物産方の佐藤勘助(明石鉄平)より“尻奉公”と罵られる左門。
話を聞いた九郎は憤り、自分たちだけで無く主君まで貶めたと、
勘助を討つことを決意し、左門を促す。
すると左門は、九郎の思いを理解しつつも、今のままでは私闘になりかねず、
勘助の不忠、不敬を断罪することは出来ぬと指摘する。
病の床に伏す、父・鷲見藤右衛門(内田喜郎)を残し、切腹出来ぬと。
そこで、ふたりは断金の誓いを立てて。。。。
勘助を討ち果たすことが出来た左門であったが、喧嘩両成敗。
佐藤家だけで無く、鷲見家も閉門。そして左門は、追放となる。
それから数年。
ようやく左門は、忠義者としてほめたたえられるが、帰藩は許されず。
九郎は、左門を避けるようになってしまっていた。
それでも左門の忠義は、世間の知る事になり、
九鬼大和守(堀内正美)に迎え入れられることに。
が、一方の九郎は、嫡子無き池田家の断絶により、浪々の身に。。。
敬称略
脚本は、渡辺善則さん
監督は、井上昌典さん
本当に良い話だね。見せ方も秀逸だし。
これこそ、時代劇の神髄と言って良いかも。
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最終更新日
2017年12月12日 20時54分18秒
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