レベル999のマニアな講義

『生き残りの少女、死すー!時を超えたダイイングメッセージの謎』
内容
片桐の命令で、専従捜査班の水田（倉科カナ）青山（塚本高史）が臨場した。
なぜ、自分たちが？と不審なものを感じる２人。
被害者は、所持品から、東京自然博物館の学芸員・井上真由（逢沢りな）と判明。
堂本（北大路欣也）によると、死因は胸の刺し傷。右肩に圧迫痕。
水田と青山が報告を受けていると、
突然、天樹（東山紀之）野々村（白洲迅）がやってくる。
２３年前、夫婦が拉致され殺害された事件についてだった。
夫婦の娘が、井上真由だという。

当時、目撃情報から、
拉致されたのが井上春樹（赤木悠真）和美（細野今日子）と判明。
周辺で空き巣が頻発していたことから、強盗殺人も含めた捜査が行われたが。
刑事訴訟法の改正前に、時効となっていた。

かつて、小岩中央署の地域課にいた大森正一（大谷亮介）から話を聞く天樹。
巡回していたことで、両親とも顔見知りで、真由のことを親身になっていたと。
ただ大森は、後悔と口にする。証拠さえあればと。
事件当日、真由を家に泊まらせていた園児の母・門田恵子（大家由祐子）
金に困っていたこと。そして、父・春樹の愛人の噂があったという。
捜査本部に情報を伝えたが、聞いてもらえなかったと。

一方、先輩の学芸員・杉村加奈子の話で、
町山茂樹（三浦俊輔）が、真由に付きまとっていたと分かる。
水田、青山たちが、町山宅へ向かったところ。。。。

そのころ、天樹、野々村は、門田恵子のアパートを訪ねていた。
スナックをやっているようで、不在だった。
スナックを訪ねても不在。
そこで、恵子の娘・里中恵理香（鮎川桃果）のもとを訪ねる。
事件当日、勤め先のスナックホステスが来られなくなったと、夜に出かけ、
朝方帰ってきたという。

そんななか、被害者・真由の手から毛髪が見つかり、ＤＮＡが町山と一致する。
捜査本部は指名手配の手続きに入るが、直後、町山の遺体が山中で発見される。
状況から自殺と思われた。
だが所持品のスマホには、門田恵子からの履歴が残されていた。
後日、堂本の検視で、自殺では無く他殺と。

違和感を抱いた天樹は、門田恵子のことを、杉村加奈子に尋ねるが、
覚えはないと言うこと。
が、真由が、カセットテープを大切に持っていたと分かり、確認すると。。。
恵理香に確認してもらったところ、自宅にあった留守番電話だろうという。
音声では、真由の母が、迎えに行くという言葉が。
そして“カシワに行く”というメッセージも残されていた。

同じ頃、真由と門田恵子が会っていたことが、防犯カメラから判明。
言い争っていたという。

敬称略



脚本は、吉本昌弘さん

監督は、星野和成さん


それにしても。

今までのシーズンでも、吉田鋼太郎さんの出演が無いエピソードもあったので。

それはそれで良いと思うのだが。

田辺誠一さんまで。。。。え？ＮＨＫで捜査中？（笑）

これで、堂本がいなければ、《刑事４人》だよ。

ってことで、今回は《刑事５人》である。


とはいえ。人数が少なくなると、

役割分担が明確になり、ベタな刑事モノになるのが今作。

そういう意味じゃ、普通に楽しめたエピソードではある。


ちょっと気になったのは、

“資料係”だからと、無理して過去の事件と繋げすぎってことかな。

これは、今期で行われているカタチではあるのだが。

逆に、資料から何かを見つけなければ、

“資料係”の意味が無いと言う事でもあるんだけどね。


こういう刑事モノでは、“資料係”でなくても、

過去の事件と繋げたりするのは定番だしね。


そう。話は、それなりに仕上がっているけど。

“資料係”を活かし切れていないと言うコトである。

結構、良く出来たエピソードなんだけどね。

刑事の人数はともかく。

このあたりは、課題でしょうね。。。。って、もう、終わってるかな、撮影。

じゃ、次期。。。来年に期待します。


もうちょっと見せ方を工夫するだけで、“資料係”が際立ったと思うんだけどなぁ。。。