脚本は、長津晴子さん、林海象さん
演出は、林海象さん
あの。。。江戸川乱歩“黒蜥蜴”を近未来風に。。。なのだが。。。
う~~~~ん。。。。
いやね。
こういう作品も、普通ならばアリだと思うんですよ。
俳優が。。。とか、。。。脚本が。。。演出が。。。っていう部分で、
目をつぶることが出来る部分は、つぶりますが。
問題点が3点。
ひとつは、描いている描写が、近未来だと、もの凄く違和感があるコト。
設定などを変えるなら変えるで、古風な部分は消去すべきだったでしょう。
そして、もうひとつも、同じようなコトなのだが。
近未来演出の都合が良すぎることだ。
見ていて。。。
そこまで出来るならば、誘拐されることなんて、あり得ないんじゃ?
と、何度感じたことか。
細かい部分も、都合良く近未来を混ぜるもので。
あまりの御都合主義に、面白味が失われた感じ。
そして、最も違和感があったのは、黒蜥蜴と明智小五郎の描写。
“明智小五郎”シリーズだけで無く、
そもそも、乱歩作品は、ほぼ全て読み込んでいる。
これ、知っている人は知っているけど、
原作者は、ハッキリとは書かないが、
《黒蜥蜴》という作品の“未来”も描いているのだ。
今作の結末が、どうかではなく。
もう少し、繊細な描写が必要だった。。。ってことである。
あくまでも個人的な評価。。。
それも、好みを前面に押し出すなら、今作。。リスペクトが足りないです。
こういう作品。。。と考えれば、
成立していますけど。御都合主義がまかり通って、チープな印象だし。
NHKでは、乱歩作品を、ここ数年で、何作か作っているが。
それらに、劣ります。
ほんとに、残念でした。
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最終更新日
2019年12月30日 21時13分03秒
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