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カテゴリ:ドラマ系の感想
内容
以前の乳がん手術から5年目の検査で、薫(木村佳乃)にガンの再発が判明。 それを知らされた心(松下奈緒)は、動揺する。 骨転移も見られ、手術が難しい状態だという。 外科医を続けたいという気持ちが強い薫は、 抗がん剤治療を受けながら、仕事を続けるという選択をする。 一方で、国立がん医療センターへの移籍の話の期限が迫り、 阿久津(木下ほうか)から、心は選択を迫られていた。 だが薫のこともあって、決断が出来ずにいた。 そんななか、薫は、化学療法室で治療中の莉子(小川紗良)に、 再発を告げて、一緒に治療を受け始める。 そして、心と薫は、食道がんの治療をする患者・橘千寿子(三田寛子)に挨拶。 薫がガンで、仕事を続けていると聞き、千寿子は驚く。 千寿子は、娘・麗奈(佐津川愛美)の結婚式に出席したいようで。。。 敬称略 脚本は、倉光泰子さん 演出は、高野舞さん これ、アレだね。 薫の案件が、どの時点で決まったのか分かりませんが。 序盤から折り返しまでは、高畑淳子さんの民代で。 後半は、木村佳乃さんの薫を“縦軸”にしたほうが、良かったでしょうね。 薫だから分かること、心だから分かることが表現出来たでしょうに。 ワケの分からない話をするよりも、 あくまでもタイトル“がん専門医のカルテ”を考えれば。 話に説得力が生まれるし。流れもスムーズになったでしょう。 まあ、半分だけで民代を退場させるのは、もったいないけど。 そこは、莉子という存在があるから、 回想を混ぜるなどして、繋ぐことが出来たでしょうし。 後半。。。特に、“例の縦軸”が解決してから、 ワンランク上の作品になったからこそ。 もったいなかったなぁ。。。。と感じてしまうのである。 そもそも、同局の“木曜劇場”って。 かつては、他の枠より、上質な大人向けの作品が多かったのだ。 が、いつのまにか。そこを崩れ。。。。いや、崩して。 なんでもokになってしまった。 挑戦という意味では、間違いでは無いだろうけど。 “固定客”が離れた可能性があるのは事実だろう。 もちろん、今作のような作品は、 一部視聴者に評価されたところで、万人受けするわけでないので。 数字的に、厳しいのも分かるんだけどね。 だからこそ。 “固定客”が離れないような、“選択”が重要だというコトだ。 同局でも“月9”が、かつてのような作品では無く。 ある程度、万人受けを狙いつつ。。。。という感じに宗旨替えがなされた。 現在のトコロ、大成功とまでは言いませんが。 低迷期を考えれば、成功と言えるレベルには近い。 個人的には、まだ成功と言えないと思いますが(笑) 今作の“木曜劇場”だって、 そろそろ、“何か”をすべきじゃ無いのかな? “オトナの土ドラ”ではないけど。 なんらかのコンセプトをひねり出すべきだと思います。 今作を見ていて、そういうことを、 今までよりも、強く感じました。 それくらい、今作には、 制作サイドの熱意と決意が見えましたので。 ほんと、良い作品だったと思います。 TBは以下のミラーへお願いします http://maxexp999.blog100.fc2.com/blog-entry-5829.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年03月19日 22時54分23秒
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