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カテゴリ:弘法大師の言葉
「三曳の自性は他に因って造らず。一同の本覚は何ぞ縁を待って起らん」
(精霊集ー藤大使亡児のための願文) 自分と仏と衆生が本来平等であるということは、他者によって 造られるものではなく、自ら悟るものであり、本来存在する 悟りを得ることは、他者の縁を待つのではなく自分で得るものである。 悟りは他者から与えられるものではなく、自分で習得するものであると お大師様は説かれています。 まず、何かを為すにあたって重要なことは自分が意識すること。 意識することによって、そこに目が向くようになるのです。 生きていくにあたって、様々な困難が起きてきますが、その原因は 外にあるのではありません。その問題を意識しているのも 問題が困難だと感じているのも自身です。 外部の原因を排除しようとして、仮に成功したとしても 再び同じ問題が持ち上がってきます。したがって根本的な 問題解決には自身が変わっていくしかありません。 自分自身が変わることによって解決した問題は、 再び同じような困難が待ち受けていたとしても 前と同じように解決への道筋を取ることは難しくはないでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年06月06日 22時14分11秒
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