この世で一番辛いこと~この世で一番辛いこと~この世で一番辛いことは自分の子供を亡くすことって前にさーもんぴんくさん(←今はもうHPを閉じられてしまったがすごく人気のサイトでした)のサイトでみたことがある。 私は家族を亡くしたのはJunが初めてだったので他の家族を亡くす辛さは知らない。 でも本当に本当にここでは書ききれないくらい辛かった。 ダーリンも私もボロボロになり、お互いがいなかったらダメになってしまっていたと思う。 Junの病気を知った時よりも、Junを産んでお腹が空っぽになった時の方が辛かったとはっきりと言える。 Junを産んだ次の日、私の胸からは母乳がたくさん出始めた。 Junが死んでしまったという事はもちろん私の体は知るわけもなく、胸はパンパンだった。 夜も寝れないくらい、痛め止めを4時間置きに飲むくらい胸はパンパンになり、痛くて痛くて体を動かすのも嫌だった。 母乳パッドは30分置きに取り替えなくてはいけないほど、ずっと出続け、母乳は出てるのにJunがいないという事実がもっと私を苦しめた。 私は産まれて初めて頭がおかしくなるかもしれないという恐怖に陥った。 このまま頭がおかしくなるかもしれないからそのときはよろしくね、とダーリンに言った。 『そんなことはさせない』って言ってくれたけれど、あの時、頭がおかしくならなかったのが不思議なくらいである。 ダーリンの同僚で同じような体験をした夫婦がいるのだが、奥さんが赤ちゃんを亡くした後、頭がおかしくなってしまい、離婚してしまったのである。 私ははっきり言って奥さんの気持ちが痛いほど分かる。 もちろんこれは体験した人にしか分からない痛みだろう。 体は出産で疲れていて眠りたいのに、眠ろうとすると眠りに付くか付かないかと言うところで悪夢にうなされて目が覚める。 それを1晩に何回も繰り返し、睡眠薬を飲んでも眠れず、お酒に手を付ける様になってしまった。 その時、Junのお葬式のため、ダーリンのお姉ちゃんの家に泊まっていたのだが、ダーリン、ダーリンのお姉ちゃん、彼女の旦那さんの話し合いにより『とめこはこのままじゃダメになるからカウンセリングに連れて行った方がいい』という会議まで開かれていた。 つづく |