5 転入生席替えからちょうど3週間。私は快斗と前よりいっぱい話せるようになった。 ライバルの七未と香織はクラスが違うので 会わなくてホッとする。 そして、優妃、來未にも恋が訪れたようにみえる。 「さくらぁ・・・転入生来るみたいだよwwぅちっちのクラスにさぁ・・・」 優妃が声をはずませて言う 「まぢで??」 「男子???」 「見たのか・・?」 班の3人も興味津々みたいだった。 「本当!女の子でさっき1階の廊下を先生と歩いてるのを見たよ!」 それぞれの質問をすべて答えながらニコリと笑う優妃。 「おぃおぃ・・女子かよっ?!」 稲葉が口を尖らせる 「でもっ・・・本当は良かったんじゃないの??女子でさぁww」 優妃が冗談交じりで稲葉を見る 「ちげぇし!!!!!!!!」 あはははは・・と二人が笑う。その姿を見て呟いた 「仲良いね・・」 そういうと快斗と硫夜がため息をつく 「幼馴染じゃん・・あの二人。」 快斗がうらやましそうに言うと來未が突っ込みを入れた 「ん~??二人とも女の幼馴染がいるじゃなぃ?」 いやな予感がして、教科書を整えて準備を始めた 「えっ????」 「幼馴染・・・・」 二人とも首をかしげる。 「さくらだよ!!さ・く・ら!!!」 來未があきれた顔で言った。 「さくら・・・ぁ!!」 「姫川?・・!!!」 気づいたのを見て私に告げ口をする 「さくらぁ!!!岩崎と滝野、さくらの幼馴染ってこと忘れてるよぉ~!!」 「あ・・あれ・・・(汗)」 滝野があわてる 「俺は・・おぼえてた・・けどよ・・(汗)」 快斗も呟いた 「いいよ・・この話はさぁ・・・・」 私は話を打ち切った 「つまんないの。。。」 來未が口を尖らせる 「ねーねーっ・・」 優妃が近寄ってきて言った 「阪井先生遅くない???」 阪井先生。。というのは私たちの先生。 「だよなぁ・・・・」 快斗が考え込む 「う~ん・・・転校生にてこずってるとか?」 滝野も考える 「その転校生、ヤンキーなんじゃねぇの??」 稲葉が笑いを含んだ顔で言う 「稲葉君・・失礼だよ」 私の発言でみんなが笑った そのとき足音が響いてきた。もう近く・・ みんなが席についた 「遅れて失敬。転校生の関係で少々てこずってなぁ・・」 みんなの笑い 「さて・・じゃあ入ってきなさい。」 ドアを開ける音と同時に美少女が姿をあらわした 「こんにちは・・並木 優梨子(なみき ゆりこ)ですどうぞよろしく」 先生の説明が入った 「並木さんは青森からきたそうだ。ぜひクラスにとけこめるよう、みんなよろしくな」 優梨子は2班の席に座った 同時に朝のホームルームが終るチャイムがなった 「気をつけーーーー礼ッッッッ」 日直の合図でみんなが動き出した でも私は椅子に座って考えた 並木 優梨子・・彼女の発する独特の雰囲気は なぜか体から離れなかった ~~~~~~~~~~~~続く~~~~~~~~~~~~~~~~~ やっと続きがかけました 待っててくれていた方が一人でもおられたら ごめんなさい・・・ 2007 6 29 |