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カテゴリ:病気
夫と知り合ったころから、私はパニック障害で、様々なことに制限がありました。
夫はその「制限」に対して決して非難したりはせず、傍らで遠くから見守っている・・・そんな感じでした。 そう、近くにいるけど「遠くから・・・」そんな感じでした。 夫は、私が調子が悪くて出来ないことがあった時、「ごめんね」と誤る私に 「仕方ないよ、俺は治してやれないし、代わってもやれないし」と傍に来て言いました。 そう言ってもらうと安心して眠りに落ちてゆけます。 でも、どこかで「それでも一人」を感じてしまっていたのです。 でも、ここのところ、頻繁に私の体調が不安定で(出会ってからこんなに不安定さが継続したことはなかったでしょう)とにかくダルく、朝一通りの家事をしたらグッタリ。 夫も夏休みだし、ちょっとしたお出かけを楽しみにしていたのに、気力が出ないのです。 夕飯時になると、何故か涙が出てくる日が何日か続き、 落ち着くと、疲れて寝てしまっていました。 どこか遠くで水の音がして目が覚めると、夫が夕飯の洗い物をして、 お風呂を沸かしてくれていました。 ダルさで微熱がある私の額に「冷○ピタ」を貼ってくれました。 翌日、夫の母から「お墓参り」へ連れて行って欲しいと電話がありました。 足の悪い夫の母の妹を横浜まで迎えに行き、その後、亡くなった別の妹のお墓参りをするというものです。 「ついでだし、やぎちゃん(私)も亡くなった妹の家に挨拶に行って欲しい」と夫の母は言いました。 つい先日のお盆も、体調があまり良くないからと言って、夫だけが運転手として同行したのですが、その「体調が悪い」というのを、母は「気分によるもの、気分次第」と思っているようで、(見た感じは、どこも悪くなさそうなので、大抵の人はそう思うものかもしれません) 「行く気になったらで良い」様なことを夫に言ったようです。 その時、夫は間髪要れずに「気分じゃなくって、体調が悪いんだよ!」といつになく強い口調で言ってくれました。 あまり、はっきりと母に口答えしない、夫には珍しいことでした。 結婚生活って、本当に、こういう少しずつの積み重ねなんだと、思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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