そういう発想をしてはいけない。
自分の頭で考える生活設計。
〇メール顧問会員のHさん(30代)
(相談:ライフプランニング)
2015.7.1 に、現状診断が終了。
メール添付で送りました。
自営業だと生命保険必要額がバカでかく
《 H家の概要 》
家族:3人。
30代自営業の夫、
30代会社員の妻、
赤ちゃん。
相談:保険、マイホーム、第2子。
住まい:賃貸(家賃:9万円/月)
収入:
夫 ----万円/年。 (手取り:431万円/年)
妻 ----万円/年。 (手取り:120万円/年)
貯蓄:100万円。
負債:なし。
生命保険料: 71万円/年 ※払い過ぎ。
夫 : 54万円/年
妻 : 17万円/年
加入生命保険
《 夫 》
◎終身保険 : アリコ 死亡500万円
保険料 28万円/年 総額280万円
◎養老保険 : かんぽ 死亡500万円
保険料 19万円/年 総額490万円
◎定期保険 : COOP 死亡1,000万円
がん保障
保険料 4.5万円/年 総額45万円
◎医療保険 : COOP 死亡10万円
医療保障
保険料 2.4万円/年 総額80万円
《 妻 》
◎養老保険 : かんぽ 死亡500万円
医療保障
保険料 14万円/年 総額136万円
( 親が支払っている )
◎養老保険 : かんぽ 死亡500万円
保険料 15万円/年 総額470万円
◎医療保険 : COOP 死亡100万円
医療保障
保険料 2.4万円/年 総額100万円
※加入中の保険をこのまま継続すると・・
夫婦が払う保険料総額:1,461万円、
親が払う保険料総額:136万円、
合わせて・・1,597万円!です。
(12ページ)
保険屋さんにプレゼントするのは
いいかげんにやめて、
普通に貯蓄した方がいい。
(当たり前)
死亡保障必要額:
現時点 10年後
夫 4,011万円 4,471万円
妻 -3,305万円 -2,364万円
「必要資金」から「手当可能資金」を
引いた結果なので、
-(マイナス)は不要ということです。
夫の必要額が大きいのは、
遺族年金がほとんど無いから。
つまり、厚生年金に加入
していないから。
厚生年金に加入していないと・・
老後の年金は少なくて不安だし、
死亡時の保障が無くて不安だし、
障害者になった時の保障も
小さくて不安、
生涯生活のすべてにおいて不安
ということになる。
また、メールをいただきました。
エフ・ピーステーション
武田様、佐々木様
ありがとうございます。
本日の記事読ませて頂きました!
そうなんです…妻の不安はその通りです。
やはり会社員には無い公的保障の不足が
一番辛いところではあります。
会社シュミレーションの件、
大変失礼致しました‼︎
こちらのほうで相談出来る機関が
あるかどうか調べて、相談後、
ヒアリングシートに記入し、
また後日その結果での診断をお願いします‼︎
※あのぅ・・
「機関に行って相談して・・。」
のような手間ひまをかけずに、
ネット上で簡単に調べましょう。
「法人化のメリット・デメリット」
のような調べ方でいいと思います。
ただし、ネット上で調べても、
「機関」に行って相談しても、
税制や社会保険制度等の
費用負担の差などは分かっても・・
それはあくまでも商売上の損得を
具体的に理解することであって、
「生活設計の視点」での回答が
得られることは無いと思われます。
メリット・デメリットは分かりました。
で、この事実を・・さらに、
「生活設計の視点」で見ると、
どういうことになるか?
という作業が必要だと思います。
また今の現状(個人事業)での生活設計も
知りたいのですが、
この後はどう言った流れになるのでしょうか?
※私としては、この現状のままで
今後の流れに入って行きたくない。
なぜなら、死亡保障必要額が
4,000万円なんて異常だからです。
健全な家計なら死亡保障必要額は
現在も将来もゼロになります。
不健全な家計のままだと、
生命保険料というお金を
大量にたれ流さざるをえず、
生涯を通じて不健全な家計になります。
1番は
生命保険の不足が1番気になっております。
またお時間空きましたら教えてください。
ありがとうございます。
※時間が空いたら・・と後回しにすると、
そのまま忘れてしまうので、
コメントします。
「あなたには生涯、
4,000万円の死亡保障が必要です。」
保険屋さんに診断してもらったら
そう言われて、
「ああ・・生命保険がぜんぜん
不足していたんだ。 早く
もっと生命保険を追加しなきゃ。」
・・と不安になったり、
あせったりするような、普通の
日本人の発想をしてはいけない。
(だから・・大金を失うことになる)
当事務所の顧問会員ならば、
(&当ブログの読者ならば)
「大きな死亡保障が必要と言われた。
我が家の家計は不健全なんだ。
点検して早めに改善しないと。」
という、まともな発想をしてほしい。
※それでも、目先の不安を早く
なんとかしたいけど、どうすれば?
ということでしょうから、コメントします。
加入中の保険は71万円/年も
払っていながら、家計的には
損をするものばかりです。
(異常な家計の一因)
生活設計の原則を念頭に改善しよう。
◎生命保険料は失うお金。
◎貯蓄で払えることを保険でやらない。
◎保険で貯蓄しない。
(加入中の保険はすべて好ましくない)
死亡保障4,000万円が長期間必要なら、
四角形の保障の保険が必要で、
一番安く済むのは定期保険。
定期保険:4,000万円・10年
・・で、複数の商品を比較しよう。
もちろん、特約はいっさい付けずに、
死亡保障のみの掛け捨てにする。
これで一番安く済む。
「保険料=失うお金」だから、
安いに越したことは無い。
とりあえずは これで安心できるが、
根本的な家計改善は
されてないことを認識しておきたい。
『大型保障が必要=不健全な家計』
・・っと。
《 質問希望? 》 ブログ右「キーワード検索」をどうぞ。
「キーワード検索」に言葉 ⇒ 「このブログ内」 ⇒ 「検索」。
《 セミナー講師? 》 2時間3万円(+税・交通費)。
銀行・保険・住宅会社等に振り回されない生活設計。
消費者側に立った内容の講演。 講師をお受けします。
《 顧問会員希望? 》 「顧問会員って何?」で支援内容や
当事務所との関係を確認の上、右記へfpst@axel.ocn.ne.jp
会員受付けは「一般」は常時、「メール」は月日指定にて。