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最近、シャコンヌにはまっています。いろんな人のシャコンヌを聴き比べています。
わたしは、シャコンヌこそが、バッハの器楽作品中の最高傑作ではないかと思っています。まさに、神が宿る、といった観があります。 普通シャコンヌといえばヴァイオリンを思い浮かべると思いますが、ブラームス編曲による、左手のためのピアノ版をご存知でしょうか。これは、右手を痛めたクララ・シューマンのために編曲されたもので、華麗なブゾーニ版と比べ、左手のみのために当然音数が少なく、そのストイックな響きがたまりません。 バッハの原曲に忠実な編曲となっていて、左手のピアノからひろがる音楽の世界には、これ以上削ぎ落とせない音楽のエッセンスが詰まっています。ブラームスがいかにバッハの音楽を崇敬していたかがわかりますね。ヴァイオリンと違い、一旦打鍵すると音が減衰するピアノで単音が続くフレーズを表現するのは易しくないですが、鳴り響くのはまさに「祈り」の音楽だと思います。なんともいえず、心が洗われ、すがすがしくなります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 14, 2008 10:01:57 AM
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