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想い出は心の宝石箱に。。。

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2015.01.25
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    日本人二人を人質にとり、2億ドルの身代金を日本政府に要求した事件は、湯川氏の

    殺害・後藤氏とヨルダンに収監されている女性死刑囚との捕虜交換要求という、

    新たな展開となりました。対岸の火事と平和ボケしている日本人にも、イスラム国の

    狂気の世界が、これで身近に感じられるようになったのでは・・・

   


     皇子は現役の時商社勤務で、会社生活三分の二を、海外担当として過ごしました。

     出張で訪問した国は 70ケ国を越え、中東も 1980年代にシリア・イラク・ヨルダン・

     サウジアラビア、UAE 、クエート、エジプトなど、巡回出張したものでした。


     ビジネスの概念、やりかたも欧米とは全く異なる、イスラムという異質な世界に

     直面し、カルチャーショックを受けると共に、どうしても受け入れがたいものが

     残りました。それは、生活がイスラム教・・アラーの他に神はなし、ムハンマドは

     神の使徒なり・・を中心に回っていること。


                      



     聖地メッカの方角へひざまずき、一日 5回礼拝を行います。御祈りの時間になると

     商談中であっても吾々は外に出され、シャッターを閉めてしまうので、戸外で

     終わるのを待つしかありません。30分も待たされてしまえば、一体どこまで

     ビジネス・トークをしたのかお互いに忘れてしまい、また一から話をしなければ

     なりませんでした。彼らが海外に出れば、メッカの方角などメッカらなくなるので、

     メッカを指し示すコンパス付きの絨毯を持参します。


     女性差別は日本どころでなく、髪を覆い長衣を着て、外出が必要な時以外は

     家にとどまるべきとされてます。当時、サウジで女性が働く事を許された職場は、

     医療と教育の現場のみでした。公共の乗り物バスでも、中に敷居があって男と

     女の乗降口は別。滞在したホテルにはプールがありましたが、サウジの法律に

     よって男性と女性が泳げる時間帯は別とし下記とします、という看板が入り口に

     下がっていました。皇子の大好きな混浴など、問題外の世界なのです。

 

                     

 

                      

 

 

     飲酒・喫煙は固く禁じられていて、違反者に対しては厳罰が処せられます。

     出張者のアルコール類持ち込みは、税関で没収され厳重注意で終わります。しかし、

     イスラム法を熟知していると見なされる、駐在員の場合はそのまま逮捕・投獄。


     皇子がたまたまサウジに出張した時の出来事ですが、プラント工事責任者のアルコール

     持ち込みが発覚し、逮捕・投獄されてしまいました。日本大使館とは違い、商社は情報や

     現地の人脈をもっていますので、しかるべき筋に手をまわした結果、むち打ちの刑に処せ

     られ、解放されました。 それ以来、彼は夜の生活において、鞭で打たれないとダメヨ

     ダメダメと、燃えなくなってしまったとか・・・

 

 

                               

 

 

     窃盗罪に対しては腕、喫煙が見つかれば人差し指と中指の切断、姦通罪は公開処刑

     など、イスラム法に従った刑罰は常人の理解出来るところではありません。でも

     打ち首の上三条河原に晒す、などという時代も日本にもありました。見せしめに

     よって犯罪/犯行を抑止するという考えは、人類共通なのかもしれませんね。

    

     かようなイスラムの掟に加え、少数派異教徒虐殺や国際的なテロをなんともおもわない、

     イスラム国ー狂気の世界ーを相手にして、人質解放の交渉など不可能と言えます。

     だいたい、北朝鮮の拉致家族問題すら三〇年を経ても、まだ解決しえない日本政府及び

     外務省に、期待することが土台無理な話。


     税金を私費のごとくバラまく安倍は、金さえ払えば人質が解放されると、考えてたと

     思います。しかし、拉致は彼等の資金源となるビジネス、日本人が簡単に金を出すと

     わかれば、これからは日本人がターゲットになって、かような人質事件が多発

     することは必至。


     身代金とは違い捕虜の交換という、政策意思決定としてはより容易なものとなりました。    

     しかし、テロリストを収監しているのは、他国のヨルダン。日本人一人とテロ凶悪犯と、

     どちらの命が大切かとの選択で、ヨルダンに援助名目の多額の金を払うことで、後藤氏

     解放の道を安部としては探るのでは????

    


                       

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Last updated  2015.01.25 20:59:14
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