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室町時代に流行した連歌の遊戯性、庶民性を高めた文芸が俳諧。これが17世紀に 松尾芭蕉によってその芸術性が高められ、いまの俳句の源流となりました。
さらに近代文芸として、俳句を成立させたのが、明治時代の正岡子規。 最近は、季語や季感を持たない無季俳句や、< や >< かな >< けり > などの切れ字を用いずに口語で綴る自由律俳句が、現代の主流となりました。
俳句は川柳とともに、5・7・5の17文字で、心象風景や想いを詠みこむわけで、 皇子も趣味の一つとしています。文字数が短いだけに、作者の趣旨をあれこれと、 思いめぐるのもまた一興。
そこで、貴方の好きな俳人は誰ですか?との、アンケート結果は・・・
第一位 松尾芭蕉 第二位 小林一茶 第三位 正岡子規 第四位 与謝野蕪村 第五位 高浜虚子 第六位 種田山頭火 第七位 黛まどか 第八位 中村汀女 第九位 金子兜太 第十位 水原秋桜子
アンケートに参加した58%の人が松尾芭蕉に投票し、圧倒的な人気があります。
芭蕉の句で皇子が好きなのは、
旅に病で 夢は枯野を かけ廻る
一方、小林一茶は庶民的な句が多く、その人間性に多くの共感が寄せられているの でしょうね。下記の句もいいですね~~。。
これがまあ 終のすみかか 雪五尺
1980年以降、山頭火ブームが幾度もありましたが、< 放浪の俳人 >種田山頭火も 若い人を中心に、いまだ人気があります。山頭火といっても、ラーメンチェーン店では、 おまへん。
公募形式の自由律俳句で、いまや国民的行事となったのが、伊藤園主催の < お~~いお茶、新俳句大賞 >。 例年 200万句近く応募があり、皇子の投句も < お~いお茶 >のパッケージに掲載される、2000句の中に入選したことが あります。
孫が呼ぶ 両家の笑顔 桃の宴
孫姫の初節句のお祝いに、両家が集った情景を詠ったものです。 例年、5月に最終選考委員による詮議、合議の上での選考を経て、7月7日に結果 発表があります。最終選考委員は、金子兜太、倉橋羊村、黒田杏子、の俳人に加えて、 作家の阿川佐和子、俳優の吉行和子、写真家の浅井慎平、書道家の武田双雲と、錚々 たるメンバー。
川柳も俳句と同じく俳諧に起源を持つ五・七・五の定形詩ですが、俳句とは対照的な 下記特徴があります。
「季語」がない。 「切れ」がない。(一句一姿) 自分の思いをストレートに言い切り、「余韻」を残さない。(穿ち)
最近は川柳と俳句との壁があまりなくなり、お~いお茶の入選句の中には、川柳に 近いものも散見されます。 日常の出来事を、みなさんも川柳や俳句にして、表現してみてはいかがでしょうか?
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