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ヨーロッパの名陶と言われるものは数多くありますが、日本人に比較的になじみの あるものは、下のブランドではないでしょうか?
白磁にブルーの柄は、シンプルで品がありますが、マイセンはあまりにも高価。 同じ感じで比較的にリーズナブルというと、デンマークのロイヤル・コペン ハーゲンということで、これをいくつか収集してました。
かように陶磁器に興味があった皇子は、ウイーン駐在時オーストリアを含めて東欧の 陶磁器に触れ、その素晴らしさに心を奪われてしまいました。
陶磁器といっても、厳密な意味で陶器と磁器は違うもの。陶器は、カオリンなどを 多く含んだ粘土を原料とし、窯で1100~1300度の高温で焼いたもの。透光性はあり ませんが、吸水性があり厚くて重いものです。
一方磁器は、粘土に石英、長石を加え陶土とし、1300度程度で焼成したもので、 半透光性で吸水性はほとんどありません。日本では、有田焼や九谷焼が磁器の 代表。
磁器はもともとが王侯貴族の食器、そして手書き・手作りの美術工芸品ですから、現地 でもとても価格は高いのです。皇子はウイーン在勤中に、お小遣いを貯めては、一ずつ 買い揃えたので、今日はその陶磁器について、ご紹介したいと思います。
オーストリアを含めて、東欧で陶磁器の有名ブランドといえば、東独のマイセン、 オーストリアのアウガルテン、そしてハンガリーのヘレンド。 マイセンについては、あまりも有名ですので割愛。
(1)アウガルテン マイセン磁器工房に次いで、1718年に設立された欧州で2番目に古い工房。 1744年、マリア・テレジアによって、皇室直属の磁器窯となり、この 時よりハップスブルク家の紋章の< 盾 >を、商標として使用するようになり ました。
代表的な、パターンはマリア・テレジア、ウインナー・ローズ、ビーダーマイヤー。
< マリア・テレジア >
< ビーダー・マイヤー >
< 盾の紋章と製造番号 >
続いて、ハンガリーとチェコの磁器を、紹介致します。
(2)ヘレンド ハンガリーの首都、ブタペストから遠くないヘレンド村に1826年創業された磁器窯。 最も有名なパターンは、< インドの華 >で、日本の柿右衛門の影響を受けて おり、1840年代に誕生して以来、ヘレンドのシリーズの中では、最も長命なものです。
< インドの華 >
< インドの華 >の後継として、19世紀の後半ハンガリーの名門貴族アポニー伯爵が、 註文したデイナーセットの為にデザインされた、パターンが< アポニー グリーン >。 ヘレンドでは最高のベストセラー・パターンです。
< アポニー・グリーン >
(3)ホロハーザ 日本ではあまり有名ではないブランドですが、ハンガリーではヘレンド、ジョイナル と共に、三大名陶の一つに数えらます。
(4)カールスバード チェコの代表的磁器窯。マイセンと共に、ブルーオニオンパターンの、 世界三大メーカーの1社。
オニオンとは、玉ねぎのことですが、絵柄は< ザクロ >であって、ザクロを見た ことがなかったヨーロッパ人が、オニオンと勘違いして命名したとの説もあります。
カールスバードの食器は、郡山で使っていましたので、3月11日の東日本大震災 の際多くの皿類が棚から落ちて、割れてしまいました。
< 想定外 >の被害であって、残念ながら誰にも損害賠償要求が、出来まへん。 単身赴任の社宅住まいだったので、家財保険もかけていなかったし・・ しょんぼりのしょんぼり。
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