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カテゴリ:カテゴリ未分類
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久しぶりに心温まる、いい映画に出会いました。 1993年に公開された、『 ギルバート・グレイプ 』(原題:What's Eating Gilbert Grape )。
主人公のギルバート・グレイプ( ジョニー・デップ )は、知的障碍を持つ 弟アーニー( レオナルド・ディカプリオ )と、夫が17年前に突然、首吊り自殺を 遂げて以来、外出もせず一日中食べ続けたあげく、鯨のように太ってしまった母の ボニーの面倒を、姉のエイミーと妹のエレンと共に、見なければなりませんでした。
ある日ギルバートは、キャンピングカーに居住している、美少女ベッキー (ジュリエット・ルイス)と知り合い、2人の仲は急速に深まります。しかし家族を 捨ててまで、彼女と町を出ていくことはできません。
愛するアーニーが18歳を迎えた安堵からか、ボニーは2階のベッドで眠るように息を 引き取ります。母の巨体と葬儀のことを思ったギルバートは「笑い者にはさせない」と 決心し、家に火を放ったのでした。1年後、ギルバートはアーニーと、町を訪れた ベッキーのトレーラーに乗り込みます。
姉や妹も自分の人生をそれぞれが歩きだし、アーニーが「僕らはどこへ?」と尋ねると、 彼は「どこへでも、どこへでも」と答えたのでした。
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知的障碍者であっても、わが子をいとおしく思う母親、そして大事な弟として彼を 第三者から守ろうとする兄。家族の絆の素晴らしさと、知的障碍者といえども 大事な家族の一員であることを、詩情豊かに訴えた秀作。
知的障碍者を演じた、レオナルド・ディカプリオの演技が、とにかく素晴らしいの ひとことにつきます。この時彼は19歳で、アカデミー賞にノミネートされたほどの 熱演でした。その後、『 ロミオ+ジュリエット 』で、ベルリン国際映画祭の銀熊賞 ( 男優賞 )を受賞し、世界の大スターへの道を駆け上がったのです。
1997年公開の『 タイタニック 』で、デイカプリオはスターの位置を確立 しましたね。5度目のアカデミー賞ノミネートで、『 レヴェナント: 蘇えりし者 』アカデミー主演男優賞を今年受賞したのは、彼の演技力 からして遅すぎた感もあります。
この映画を見て頭にすぐ浮かんだのが、
重度の障害者は、生きていても仕方ない。 安楽死させた方がいい
として、犯行に及んだ相模原知的障碍者大量殺人事件。
相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で、19人が刺殺される という平成以降最悪となった大量殺人事件。元施設職員、植松聖(26)は「重複 障害者を救ってあげたかった。後悔も反省もしていない」と供述。
植松は「 重度の障害者は生きていても仕方ない。安楽死させた方がいい」と同月18日、 同僚職員に口走り、翌19日、津久井署の事情聴取に対し、「 大量殺人は日本国の指示が あればやる 」旨の発言もあったとのこと。
ギルバート・グレープの映画のように、どんな重度の障碍者であっても、家族にとって はかけがえのない命。介護で疲れた家族ならまだいざしらず、第三者の植松がその命を 絶つなど彼の言動は、精神の崩壊としかいえない事件でした。
ツイッターなどでは、植松の考えを支持する書き込みも、かなりあったようです。 障碍者が大事な家族なら、どうして収容所みたいな施設に、入居させているのか? 経済的・精神的に重荷の障碍者が殺害され、家族は本当はホットしているのでは? などなど。
弱者に対するやさしさに 欠けた日本人の台頭・・・
アベノミクスにみられる経済優先の国策もあいまって、かような風潮を案じるのは 皇子だけなのでしょうか?
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