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想い出は心の宝石箱に。。。

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2016.09.30
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カテゴリ:カテゴリ未分類

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   映画興行やCFの世界では、「子供と動物には勝てない」とよく言われます。

   そのまさに「子供と動物」の映画、1996年に制作された『グース』は、ファミリー

  向けの佳作。実話に基づき16羽の可愛いグースたちを連れて500 マイル

  “ 渡り ”に出た、父と娘の冒険の旅を描いた、ハートウォーミングな物語です。

 

 

                  イメージ 1



   主演は『 ピアノ・レッスン 』でアカデミー助演女優賞をとったアンナ・

  パキンと、『 スピード 』でキアヌ・リーブスの相棒役を演じた、ジェフ・

  ダニエル


  監督は、「 少年の黒い馬 」「 ネバー・クライ・ウルフ 」と、動物と人間の交流を

  描く手腕に定評のあるキャロル・バラード

 

 

                          グース

 

         b0174191_0425192.jpg

 



  この映画で面白かったのが、動物の< 刷り込み >と< 帰素本能 >

  という習性。

 

     ガンの仲間の雛は、親の後ろを追いかけて、移動する習性があります。この行動は

  生まれついてのもの、つまり本能行動ですが、雛は親の顔を生まれた時には知らず、

  生まれた後にそれを覚えるのだそうです。具体的には、生まれた直後に目の前にあった

  動いて声を出すものを親だと覚え込んでしまうと。

 

 

  この現象を、刷り込みまたは刻印付け(imprinting)という

  そうです。オーストリアの動物行動学者のローレンツ(Lorenz,K)がはじめて

  用いた言葉で、彼は実験室などで人工の孵化したマガモのヒナが、人間やおもちゃの

  あとを追ったことから、母鳥に代わるものがそばにあれば、ヒナはそれを母鳥として

  刷り込むこと発見しました。

   

   映画の中でも、土地開発のため伐採した樹木のなかから、エイミーがグースの卵を

  見つけます。孵化に立ち会ったエイミーの顔を見た雛グースは、刷り込み現象によって

  エイミーを母親と思い、彼女のあとをヨチヨチついていったのでした。

 

                       

 

 

 

  そして、アメリカのノースカロライナ州で、越冬した16羽のグースたち。

  翌年に、彼らが生まれ育ったカナダのエイミーの家の玄関に、再び戻ってきた

  というのです。


  見知らぬ場所から自分のテリトリーや生まれ故郷に戻る行動を、帰巣(きそう

  homing  )といいます。

  犬や猫を始め、多くの動物がこの帰巣本能を保有しています。グースなどの鳥類は、

  視覚を通じて地形の目印を記憶することができ、このナビゲーションによって

  帰巣できると。




     太陽の位置、星空、などをナビゲーションしたり、地磁気や匂いなどで帰巣する動物
 
  もあるそうです。またたった一つの情報源から、現在位置や目的地を計算している
 
  のではなく、異なる複数の手がかりを利用している、という説もあるそうです。

 

 

     f0159390_1371844.jpg

 

 

                 

 

  サケの一生は、海とつながった淡水の川から始まります。その後4~5年は海中で過ごし、

  生まれ故郷の川に戻ってきます。この遡上過程がいわゆる、「母川回帰」

 (ぼせんかいき)というもので、主たる目的は産卵です。


   サケが自分の生まれた川に戻るときは、まず地球の地磁気を感知して自分の故郷の

  おおまかな場所に、あたりをつけます。実際に川が近づくと、今度は化学的な手がかりを

  嗅覚を通じて検知して、自分の川を特定するというのですから、びっくりぽんです。

 

 

 

       イメージ 1



   こうやって見ると、動物の習性や本能というのは、とても不思議だとは思いませんか?

  

  そういえば、岩手県盛岡に在勤中、市内の川で鮭の遡上が見られ、また春先に

  V字編隊で故郷へ旅立っていく、白鳥の姿を青空に発見した時ほど、大きな感動を

  おぼえたことはありませんでした。

  


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Last updated  2016.10.01 00:55:38
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