全て
| カテゴリ未分類
| 旅行
| 食べログ
| 御朱印行脚
| 映画
| 音楽
| 日々雑感
| 悠愛倶楽部
| 入賞したのだ・・
| 東北の想い出
| おもしろ画像
| ミニチュア・ハウス
| キリバン
| キリスト教と仏教
| 正しい日本語
| 園芸
| ファッション
| 孫との時間
| 文化・伝統
| 政治
| ブロ友
| 高齢化社会
| 短歌・俳句・川柳
| 美術
| 社会問題
| 文学
| コレクション
| 写真
| ウイーン回想録
| 旅行記
| 創作
| テレビドラマ
| お散歩 。。。
| お散歩
| ドール・ガーデン
| 記念日
| 健康
| お買い物
| アメショー
| オペラ
| 改修
| ブログ
| 私の履歴書
| 記憶に残る写真
カテゴリ:カテゴリ未分類
カテゴリ:カテゴリ未分類
映画興行やCFの世界では、「子供と動物には勝てない」とよく言われます。 そのまさに「子供と動物」の映画、1996年に制作された『グース』は、ファミリー 向けの佳作。実話に基づき、16羽の可愛いグースたちを連れて500 マイルの “ 渡り ”に出た、父と娘の冒険の旅を描いた、ハートウォーミングな物語です。
パキンと、『 スピード 』でキアヌ・リーブスの相棒役を演じた、ジェフ・ ダニエルズ。
監督は、「 少年の黒い馬 」「 ネバー・クライ・ウルフ 」と、動物と人間の交流を 描く手腕に定評のあるキャロル・バラード。
この映画で面白かったのが、動物の< 刷り込み >と< 帰素本能 > という習性。
ガンの仲間の雛は、親の後ろを追いかけて、移動する習性があります。この行動は 生まれついてのもの、つまり本能行動ですが、雛は親の顔を生まれた時には知らず、 生まれた後にそれを覚えるのだそうです。具体的には、生まれた直後に目の前にあった、 動いて声を出すものを親だと覚え込んでしまうと。
この現象を、刷り込みまたは刻印付け(imprinting)という そうです。オーストリアの動物行動学者のローレンツ(Lorenz,K)がはじめて 用いた言葉で、彼は実験室などで人工の孵化したマガモのヒナが、人間やおもちゃの あとを追ったことから、母鳥に代わるものがそばにあれば、ヒナはそれを母鳥として 刷り込むことを発見しました。
映画の中でも、土地開発のため伐採した樹木のなかから、エイミーがグースの卵を 見つけます。孵化に立ち会ったエイミーの顔を見た雛グースは、刷り込み現象によって エイミーを母親と思い、彼女のあとをヨチヨチついていったのでした。
そして、アメリカのノースカロライナ州で、越冬した16羽のグースたち。 翌年に、彼らが生まれ育ったカナダのエイミーの家の玄関に、再び戻ってきた というのです。
見知らぬ場所から自分のテリトリーや生まれ故郷に戻る行動を、帰巣(きそう homing )といいます。 犬や猫を始め、多くの動物がこの帰巣本能を保有しています。グースなどの鳥類は、 視覚を通じて地形の目印を記憶することができ、このナビゲーションによって 帰巣できると。 太陽の位置、星空、などをナビゲーションしたり、地磁気や匂いなどで帰巣する動物 もあるそうです。またたった一つの情報源から、現在位置や目的地を計算している のではなく、異なる複数の手がかりを利用している、という説もあるそうです。
サケの一生は、海とつながった淡水の川から始まります。その後4~5年は海中で過ごし、 生まれ故郷の川に戻ってきます。この遡上過程がいわゆる、「母川回帰」 (ぼせんかいき)というもので、主たる目的は産卵です。 サケが自分の生まれた川に戻るときは、まず地球の地磁気を感知して自分の故郷の おおまかな場所に、あたりをつけます。実際に川が近づくと、今度は化学的な手がかりを 嗅覚を通じて検知して、自分の川を特定するというのですから、びっくりぽんです。
こうやって見ると、動物の習性や本能というのは、とても不思議だとは思いませんか?
そういえば、岩手県盛岡に在勤中、市内の川で鮭の遡上が見られ、また春先に V字編隊で故郷へ旅立っていく、白鳥の姿を青空に発見した時ほど、大きな感動を おぼえたことはありませんでした。
ブログ村ランキング参加しています。 下の画像を応援クリックしてね。 ↓
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|