ヤマハンノキ?、ケヤマハンノキ?
2
北海道から九州に分布、里山から低山に多く生え、背丈20m以上までになる落葉高木。
茶から黄色の10cm以上の穂で垂れ下がる雄花と、5-10mm程度の赤っぽい小さな雌花が付く。
葉は円形から幅広の卵形で5-10cm程度、掌状裂を思わせるほど大きな重鋸歯になる。裏面は毛が有って白っぽい。
ヤマハンノキは変種らしく、ケヤマハンノキが母種で、ケヤマハンノキは葉の裏面にビロ-ド状の毛が密集し、ヤマハンノキより更に粉緑色っぽくになっていると言うが、実際はその区別が判らない。
ハンノキ・ミヤマハンノキなどと似た種類が有るが、ハンノキは里山から低山の湿地に生え、葉は楕円で光沢を感じ、葉脈や鋸歯が目立たない。
ミヤマハンノキは低山から亜高山帯に生え、葉は卵形で葉脈が目立ち細かく多い。