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カテゴリ:てなもんや事件簿
今だから話せるシリーズ第二弾である。
(そんなシリーズは作りたくない) 5月の下旬から6月の上旬までインターナショナルビジネスのクラスでパリに行っていた。 いつから起こった事なのかはわからないが、異変はパリからワシントンDCに帰ってきたときに気付いた。 自分の家の電話のことである。 呼び出し音がなる。 「Hello?」と私。 「☆○☆○☆?」(理解不可能な言語) 「○☆○☆○!」(それに答える第三の声!) なんじゃこりゃ?? 始めはまったく意味がわからなかった。 このような状況が何度か続いた後、思い切って話に入ってみることにした。 「どうなってるの?」 話している二人は私の声が聞こえることに驚いている。 何やら三者通話の状況になっているのだ。 人の事はさらさら言えないが、彼女らは英語があまりできないようである。 粘り強く話すうちに、以下の点を知ることができた -電話の受け手は私とまったく同じ電話番号を持っている -住所はすぐ裏のマンション -電話の所持者(?)はVという名のチェコ人(チェコ語じゃわかるわけないっす・・・) さらに、私が発見した事態の特徴としては、 -片方が通話中の時はもう片方は電話を使えない -呼び出し音がなってしばらくして切れた時にはVが電話を受けて話していることが多い。 -さらに呼び出し音が切れた後で受話器をとっても会話に参加できる。(少なくとも会話を聞き取ることができる) ますますわけがわからない。。。 携帯も持ってるし、電話料金もローカル限定の固定プランだから影響を受けてないのでそこまで実害はないかー、と思っていたが、やっぱり問題もある。 -自分あてでない電話の呼び出し音に迷惑する -電話を出てもその女性宛ということも多い -友人から自分宛にかかってきた電話を、英語がままならぬその女性にとられて言われぬ誤解を受ける危険(これは危ない!) -お互い様かもしれないが、通話内容を聞かれる どのように状況を話せばわかってもらえるのか知らんが、こりゃなんとか解決しないといかん! というわけで電話会社に電話をかける。 しかしオートメッセージの迷路にはまり込み、何度かけても人までたどりつけない・・・。 こりゃめげるよ・・・。 そこでお助けしてくれたのが、アメリカに15年近く住むワシントンDCの姉御、Rさん。 彼女は3方向からのアプローチをしてくれた。 まずは電話の混線(?)先。 私に電話をしてきたときにたまたまVが電話をとったのを利用して、状況の把握を進めた。 -Vは裏のマンションのプールのライフセーバーのバイト -該当の電話はプールの管理事務所にある公衆電話 -ある男性がこの電話を使えると教えてくれたが、誰かは忘れた(この辺が異様に怪しい) 次にマンションのマネジメントオフィスと連絡して情報を収集 -確かに私の自宅の番号とまったく同じその電話番号はプールの管理オフィスの番号になっている。 -しかし、その公衆電話は二年前に契約を打ち切ったはず(う~ん、またもや怪しい香りがプンプンする・・・) そして、最後に電話会社に状況を説明して、正式に契約している私の回線を残し、プール事務所の公衆電話の回線を切断してもらうようにはからってくれた。 かくして私の生活に平穏が取り戻されたのだった。 Rさん、本当にありがとうございます! 私1人ではとても手に負えない事件でした。。。 この御礼は心をこめたボクササイズレッスンでお返ししますだ! それにしても今なお謎多き事件である。 物理的距離の近さ、同一番号の使用、閉鎖されていたの公衆電話の復線、そしてVに復線を告げた謎の男・・・。 深入りはやめましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/07/25 12:39:59 PM
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