学びの泉 ~五目スパゲティ定食~

学びの泉 ~五目スパゲティ定食~

第99号

2006. 9.15 ご登録読者数 1390 名様

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☆トップクラスに入る勉強法! 第99号☆

 ~もう勉強のやり方がわからないとは言わせません!~
 ~4人の学習のプロが、結果を出せる勉強法を教えます~

発 行:考える学習をすすめる会 http://kangaeru.org
                             
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§このメルマガの趣旨

成績は「勉強時間」と「勉強のやり方(頭の使い方)」で決まりま
す。もし、大きく学力を高め、成績を向上したいなら、勉強のやり
方を、覚える学習から「考える学習」に変えなくてはなりません。

このメルマガをしっかり活用すれば、トップクラスの成績を手に入
れることができます。執筆者は全員が10年以上のベテラン塾長です。
熱意ある皆さんのために、このメルマガをお届けします。
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皆さんお元気ですか? 初めて行った管理釣り場で40cmオーバーの
ニジマスをgetし,ゴキゲンのKAZUです。

前号にもあったとおり,メルマガ「トップクラスに入る勉強法!」
も,残すところ数号となりました。私の最後は「独白」で締めくく
りたいと思います。

ちょっと「重い」内容ですが…。


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            「リベンジ」

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「もし,人生をもう一度やり直せるとしたら・・・」。私は高校~
大学にかけてを,その時期に選びたい。それほど,私にとっては悔
いの残る数年間だった。


★ 高校時代 ★

中3のとき。オレの成績は,志望校のボーダーすれすれだったよ。
結局さ,不合格が怖くて1ランク下げた。第34号で書いた「鶏口
(けいこう)」を選んだわけだ。

でもね。「自分が行きたい高校じゃなかった」というわだかまりは,
卒業までつきまとった。やる気も失せていたし,授業を聞いてもヘ
タクソ教師の説明が分からなかったし…。あっと言う間に「鶏後」
になっちまったぜ。ははは(むなしい笑い)。

こーゆーヤツが進む方向はただ1つ。ロクに勉強もせずに「遊びま
くる」ことだ。具体的には挙げないが,他人に直接危害(きがい)
を加えない範囲で,悪いことは相当やったよ。バレれば間違えなく
しょっ引かれるようなことを。マア,「チョイワル高校生」程度だ
けどね(笑)。


それでも,高3になって少しは考えが変わった。オレさ,この頃は
学校の先生になりたかったんだ。今じゃあ真っ平御免だけどね(苦
笑)。
そのためには,地元の国立大学の教育学部に入ることが第一目標だ
った。今のセンター試験・5教科7科目の「分厚い壁」がオレの前
に立ちふさがったんだ。

「よし! これからはマジメに勉強しよう!」って思ったけど,ダ
メだったよ。数学なんか,教科書を読んでもサッパリわかんねー。
何せ,高校3年間で一桁得点(100点満点で)を3回も取ってたか
らな。

参考書も問題集も,クソの役にも立たねー。この頃のオレは,「勉
強法」の「べ」の字も確立できていなかった。勉強しようにも,何
からどのように手を付ければいいのか,全く分からん。ちょっとや
れば結果が出せるだろうなんで,安易な気持ちもあったし。

1年浪人したが,自分なりの勉強法は,最後まで見出せなかった。
もがき苦しんでいるうちに,1年が過ぎちまったぜ。
現代文(国語)だけは異様に偏差値が上がったよ。これとて,答案
に「独善的なことを書かなくなった」だけの話だが…。

結局,センター試験は国語を除いて壊滅状態。ボーダーラインのは
るか手前だ。第1志望だった地元S大の教育学部は受けなかったよ。
逆立ちしても受かるような点数じゃなかった。

併願した私立も全滅! しょーがねーから,急遽(きゅうきょ),
3月試験を実施している私大をさがして,滑り込み合格。マア,受
かったからいいようなものの,それさえ受からなかったら,本格的
な「ダメ人間」になっていただろうな。全く,親不孝なドラ息子だ
ぜ。


★ 大学時代 ★

キャンパスライフは「惰性(だせい)」そのものだった。当時,ウ
チの県では,教員の採用試験は地元S大じゃないと覚束(おぼつ
か)ないという状況だった。さりとて独学でガンバルつもりは毛頭
ナシ。大学進学と同時に,将来の夢を絶たれたようなもんだ。って
ゆーか,今思うと甘ったれたヤツだったんだな。

抜け殻のような4年間だったよ。パチンコばかりやってた。親のす
ねかじりのくせにさ。カネがなくなったら,バイト三昧(ざんま
い)。オレの人生で最悪の4年間だった。

就職を探そうにも,とても人様に自慢できるような成績じゃなかっ
た。これじゃあ,どこも受からない。
教師への道はとうにあきらめていた。でも「教えること」の魅力は
絶ち難かったね。そんなとき,ふと閃いたのは,

「塾をやればいいんだ!! これなら何の資格も要らん!」

即断即決。地元と東京で塾講師の募集に飛びつき,内定をもらう。
親からは「地元に帰って来い」と言われたが,オレとしては東京で
「塾屋」としての修行をしたかった。たまたま(?),そのとき付
き合ってたコに振られたんで,Uターンを決意。その後,独立して
今日に至るってわけさ。


塾を始めたきっかけはこんな感じだけど,動機の1つに「リベン
ジ」がある。復讐(ふくしゅう)の対象は,

☆ 塾講師としての自分の技量を高めることで,思いっきり授業が
  ヘタクソだったタコ教師たちへのリベンジ。

☆ よい教材を開発することで,何も語ってくれなかった当時の参
  考書と問題集へのリベンジ。

☆ そして,最大のターゲットである,「おろかな自分自身」への
  リベンジ。


読者諸君よ。オレと同じ道をたどるな!! 高校入試・大学入試そ
して就職と,3度も続けて「夢破れる」ような人生を送るな!!

ウチの塾生に,読者の皆さんに,オレと同じ思いだけは絶対に味わ
ってほしくない。これが,メルマガ「トップクラスに入る勉強法」
を通して一貫して訴えたかったことだ。


最後に一言。

「リベンジは,まだ終わっちゃいないぜ!!」



        (執筆:柳原英数教室 石田和彦…長野市)


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