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テーマ:ミステリはお好き?(1450)
カテゴリ:ミステリ
厭魅(まじもの)の如き憑くもの 憑き物筋の「黒の家」と「白の家」の対立、「神隠しに遭った」ように消える子供たち、生霊を見て憑かれたと病む少女、厭魅が出たと噂する村人たち、死んだ姉が還って来たと怯える妹、忌み山を侵し恐怖の体験をした少年、得体の知れぬ何かに尾けられる巫女―。そして「僕」が遭遇した、恐るべき怪死を遂げてゆく人々と謎の数々…。奇才が放つ、ミステリーとホラーの禍々しい結晶、ついに昇華。 ミステリを普段から読んでいる人にとっては、トリック自体にそう驚きは感じないかもしれません。 ですがそのトリックにホラー要素を加えたことによって抜群の仕上がりになった好例といっていいでしょう。 最終章の怒涛の展開はここ近年のミステリでもピカイチ! 国内ミステリベスト○○に選ばれてもおかしくない作品だと思いますね。 読んでる最中いろいろな真相を考えましたけど、オレはことごとくはずれてましたしw ただ・・ 読み辛いと感じたのもまた事実。 ホラーとミステリの切り替えがどうにも中途半端な印象でした。 ホラー世界にどっぷりとつかることができなくて、あまり怖さを感じることはなかったんですよね。 そういう意味では人を選ぶ作品なのかも? 刀城言耶シリーズ最新作の「凶鳥(まがとり)の如き忌むもの」もつい最近出たようです。 評判よかったら買ってみようかな~と思います! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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