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トルコ風

トルコ風

あの瞬間・・・。

2日間仕事を休んでいたので大量の紙の山が私を迎えてくれた。
しかし、村での美味しい空気と水のおかげで、私は元気であった。
職場に戻り3日間くらい経ち、私はもう村での生活が
過去の思い出になりかけていた。

午後3時突然私の携帯が震えた。
「公衆電話」と表示されながら・・・。
私の親友はこの時期、携帯を持ってなくよく公衆電話からかけてきていた。
なので、奴め!!又何か一大事に違いないと思い
携帯を抱えトイレにダッシュ。

「もしもし」

「君の婚約者です」と男性が英語で言っている。

「・・・」なんだか分からず。笑ってしまった。
この時、私が彼を本当に意味で意識した初めての瞬間であった。

彼は、京都から新幹線に乗って私を追いかけてきたのである。

いつもなら、仕事中電話なんて出られない。
でも、その時は、神様が出なさいよと教えてくれたかのように
その電話に出られたのである。

運命ってそういうものなのかもしれない。


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