地デジ放送の受信に合わせて、プラズマテレビの導入を考えているあなたにアドバイスをひとつ。NHK教育など、1部のチャンネルを除いて、地デジはハイビジョン放送が標準だが、実際は本来の16対9アスペクトと従来から4対3アスペクトの映像(SD映像をHD映像に変換したもの)を混在させてオンエアしている。
ここで注意しなければならないのが、4対3映像を長時間表示し続けると、その跡が画面上に焼きつきとして残ってしまう危険性があること。テレビ側で4対3映像を検出すると、サイドパネル部分(映像が出ていない画面の両端)の輝度をあげて、焼きつきが生じにくくするなど、対策をこうじている製品も少なくないが、これも万能ではない。
この問題を回避するには、地上アナログ放送との併用が有効。つまりハイビジョン収録番組については地デジでそのまま楽しみ、4対3アスペクトのSD収録の番組についてはアナログ放送に切り換えて、それを画面いっぱいに広げて表示させるのだ(いわゆるパノラマ表示)。
ほとんど公にはなっていないが、プラズマの蛍光体(特に青色)は使いはじめから1000時間前後まで、化学的な劣化が大きく、これを過ぎると安定する。つまり購入してから約1年間(1日平均3時間使用)は、全画面に映像を表示させることで、焼きつきの問題が解消できるのである。現状では車同様、プラズマにもならし運転が大切! 本当の話です。
NIKKEI NET HP より 抜粋詳しくはこちらへ