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としのすけのワインハウス

としのすけのワインハウス

2004年09月(1)

2004年09月

シャトー・マルキ・ダレム・ベッカー 1994年シャトー・マルキ・ダーレム・ベッカー(1999)
2004/09/03 自宅にて

マルゴー村シリーズ、第5弾です。
(ちなみに、第4弾はシャトー・ドゥザック(1999)でございました。)

シャトー・マルキ・ダレム・ベッカーはスーサンとマルゴーに畑を持つ小さなシャトーで、シャトー・マルゴーの南西約1Kmに位置します。
現在の所有者はシャトー・マレスコ・サン・テグジュペリのオーナーでもあるジュジェール家の兄弟、ロジェとジャン・クロードです。
シャトーの建物はかつてのシャトー・デミライユのものを使用しているそうです。
(当のシャトー・デミライユは、南東約2Kmにあり、シャトー・ブラーヌ・カントナックシャトー・デュフォール・ヴィヴァンと共に、名門リュルトン家の所有です。)
このシャトー・マルキ・ダーレム・ベッカー、恐らく日本ではほとんど無名に近いのではないかと思われますが、それもそのはず、年産約1万ケースと、非常に生産数が少なく、その殆どがフランス国内やベルギー、イギリス等のヨーロッパ圏で消費されてしまう為になかなかヨーロッパ圏以外では流通せず、入手困難なボルドーワインの一つとなっています。
セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、メルロー45%、カベルネ・フラン15%、プチ・ヴェルド10%。

さて、レポートですが、
コルクは大変上質の5センチ級で、染み付きは極々僅かです。
開栓すると、ごく弱いながらしっとりとした醸造香と重い果実香があります。
色はかなり濃い(グラスの底が見えない)黒紫で、エッジに僅かなオレンジのニュアンスがあります。
透明感はさほどありません。
口に含むと、初めは控えめながら、徐々にふくよかな果実味が台頭してきます。
(噛む程にだんだん味が出てくる感じです。)
樽香は弱いのですが、上品にまとまっています。
サンジュリアンの内陸寄りのワイン(シャトー・タルボとかシャトー・ラグランジュ等)から木の香りを引いたような印象。
マルゴーらしい花の香りも十分とは言えませんが、大らかで優しいスタイルを感じます。
フィニッシュは短いながら、シルキーな収斂感が味わえます。

HP:8+

味わいだけであれば、もっと正統派のマルゴー(兄弟のマレスコ・サン・テグジュペリの方が香りがよりマルゴーらしく、かつゴージャス)もあるし、サンジュリアンの方が杉のニュアンスが加わる分美味しいかもしれません。
しかし、このワインには何か魅力を感じます。
馬蹄を象ったエチケットも一役かっているかもしれませんね。
今日は家族で山梨県は勝沼町にぶどう狩り&ワイナリー訪問&ほうとう堪能の旅に出かけました。
天気がイマイチ心配でしたが意を決して出発。
横浜から高速を乗り継いで約2時間で葡萄の里勝沼に到着。


【ぶどう狩り】

ぶどう狩り1 ぶどう狩り2

まずは子供達サービスのぶどう狩りということで巨峰ハンティングです。
農園のご主人に案内頂き、巨峰はタネがあるが、ジベレリン(植物ホルモン)で処理するとタネ無しになり果実が肥大化すること、何故タネ無しになるかはよくわかっていないこと、美味しいぶどうは接ぎ木でつくること等々を教わりながらのぶどう狩りは楽しい一時でした。
子供達は、「こっちの方が大きい」「あ、これは病気になってる」などと、真剣に摘み取る房を選んでおりました。
長い時間お付き合い頂いたご主人、ありがとうございました。
また、沢山試食させてくださって、沢山オマケもしてくれて、車も長時間停めさせてくださった葡萄園のおばさま方、ありがとうございました。


【ワイナリーツアー】

そして、葡萄園のお向かいにあるワイナリーへ。
実は、これはとしのすけの周到な計画。
ワイナリーに行きたいから、その向かいの葡萄園に入ったのです。(笑)
うかがったのはまるき葡萄酒株式会社、「MARQUIS WINERY」というカッコイイ名前に惹かれました。(^^;)
ちなみに、MARQUISというのは公爵の意なのだそう。
この偶然うかがったワイナリーが、な!な!なんと!日本最古のワイナリーだったとは!
更に、接客くださったのがオーナー様だったのです。(^^)
最初は面倒臭そうに「あ、知ったかぶりの煩い奴が来たわい」みたいな対応だったのですが、何種類か試飲させて貰ったり、子供達も加わっての(あ、香りを嗅ぐだけです。未成年の飲酒はいけません)テイスティングをやっている内に段々うち解けてきて、「こんなのもあるよ」と新酒の濁りワイン(デラウエア)を出してきてくれたり、特製のスモークド・タクアン(たくあんの薫製!)を出してきてくれたりと親切なおじいさんに大変身。
「ワイナリーを見学させてください」とのお願いに、「今日は開いてないんだ・・・」とか言いながら事務所から鍵を取ってきてガイドを務めてくださいました。
雨宮オーナー、どうもありがとうございました。<(_ _)>

見学の最初は屋外のテラス下にある破砕・圧搾機から。
ブドウの茎を取り除き、ブドウを潰してジュースを絞るステンレス製の機械です。

そして屋内に入り、明日仕込む原料ぶどうを拝見。
ベリーAですが、果皮が厚くすごく甘い!
それでもこれだけでは十分なアルコール度数は得られないんだよなぁ・・・ワイン用ぶどうって凄い!

振り返ると科学実験室が!
蒸留装置や滴定装置がズラリ。(^^;)
アルコール度数の測定等に使う他、きっといろいろな研究を行っているのでしょう。
(実際、現在研究中の秘密の設備も見せていただきましたが・・・ここでは公表できません)(笑)

そして発酵樽へ。
鉄?の内側はグラスコーティングされているそうです。
100基ぐらいあるらしい。
その近くには遠心分離器や、日本初の逆浸透膜による果汁濃縮機等が・・・ああ、本でしか見たこと無いぞ、こんなモノ!
としのすけ、感激!(^^;)

更に奥へと進むと、そこは樽熟・貯蔵室。
フレンチ・オークの樽がズラリと並んでおります。
だいたい3年使うとのこと。
ちなみに、としのすけの分けて頂いたワイン、まるき葡萄酒「リッチネス・クラレット」(赤)クラレット・リッチネス(1994)は、6ヶ月~1年の樽熟成だそうです。
本や写真で見る光景そのまま。
樽の上部には穴が開いていて、シリコーンの栓が差し込まれ、所謂「亜硫酸塩」が盛り塩のようにふりかけられておりました。

その先はボトリングする機械やコルクを打つ機械、瓶詰めされたワインを保管する電動式のラック等々。
(ちなみにその奥には、例の「スモークド・タクアン」製造機がありました)(笑)

そして最後はワイン貯蔵庫。
電動式のシャッターを開けると、そこは半地下のカーブでした。
入るやいなや、あの土間のような湿気とカビ臭さの混ざったような、ヒンヤリとして湿っぽい空気が・・・。
ああ、これこそがカーブ、ワインセラーなのよねぇ。
(としのすけの夢ですな)
こんなワイン貯蔵庫が3箇所あるそうです。
いきなり目の前には1950年ビンテージの一升瓶が!、そして1958年・・・あるは、あるは・・・以前中国に輸出したというワインも、土埃をかぶって並んでいます・・・・
(ああ、ウットリ・・・)
日本で一番古いワインが眠るとの噂もあるそうですが、さもありなん?
約3万5千本の日本の古酒が眠っているそうです。

(以上は、まるき葡萄酒株式会社HPの「ゆう子のネットでワイン見学」を参照しながらお読みいただくと、よくわかると思います。はい。)(^^;)

そして、地上の自社農園にはフランスはボルドー風に剪定されたカベルネ・ソーヴィニョンが植えられていました。

勝沼カベソー 勝沼パノラマ

「木が育ちすぎでダメだ、ぶどうは虐めて虐めて育てなければ」とはオーナーのお言葉。

見学ツアーの後は、ワイナリーの2Fにある多目的ホールとベランダから、勝沼のワイン畑の大パノラマを堪能させていただきました。

オーナー、本当にありがとうございました。<(_ _)>


まるき葡萄酒のワイン達はこちらです。(楽天でも購入可能!)


ちなみに、試飲の印象はやはり日本のワイン、香りが弱く、薄くて、フィニッシュも弱いです。
としのすけ的には樽香の弱さがちょっとマイナス。
しかし、逆に「和食」には合いそうな印象を持ちました。
近々飲んでレポート致します。


伝家の【ほうとう】?皆吉

お腹も空いてきたので、遅めのお昼を皆吉で「ほうとう」としゃれこみました。
皆吉は、「行列のできるほうとう屋」として有名な銘店。
土日には開店(AM11:00)と同時に並ばないと何時間待ちになってしまうというお店です。
案の定、午後1時過ぎに到着すると、人・人・人・・・
としのすけ一家が名前を書いて、その後3組で「本日終了」と相成りました。
まさに滑り込みセーフ。(^^;)
待つこと約2時間。
しかし、お店自体が築130年の、広い縁側のあるケヤキ造りの民家で日本庭園もあるので、ゆったり快適に待っていられます。
ちなみに、この家屋、先代はお医者様だったとのこと、家紋入りのガラス板が使われていたり、鴨居に家紋が入っていたりと・・・どこからどう見てもお金持ちのお宅だったところですね。(^^;)

皆吉3

肝心のほうとうも、激ウマ。
野菜、きのこ、鳥肉、豚肉、特製(全部の具材入り)があります。
代々伝わる自家製味噌と、具材が醸す個性のあるフレーバーがまさに絶品で、としのすけ一家は野菜、きのこ、豚肉を頼んだのですが、それぞれ微妙に味わいが違いました。

面白いのはメニューにワインが載っており、ワインの種類は別メニューのワインリストがあること。
流石は葡萄の里、勝沼です。

以上、としのすけ一家@勝沼レポートでございました。
甲斐ドラフト(ピルスナー)1000ml甲斐ドラフトビール・ピルスナー
2004/09/06 自宅にて

今日もワインじゃありません。(^^;)
大和葡萄酒株式会社の甲斐ドラフトビール・ピルスナーでございます。
昨日の勝沼ツアーのお土産に買ってきた所謂地ビールです。

大和葡萄酒株式会社は、昨日の日記に記したほうとうの銘店「皆吉」の斜め向いにあり、ほうとうの待ち時間を潰すのに最適。(^^)
事務所、工場とカッコイイ試飲販売所があり、試飲販売所でビールとワインを試飲できます。
(ちなみに、ワインの試飲は無料らしい)

ビールは年中販売しているヘレス(きめ細かな泡とフルーティーな香りが特徴、貯蔵期間を長くした熟成バランスのとれたビール)と夏季限定のピルスナー(水は軟水を使用し、淡水麦芽のホップを多く使用したすっきり喉ごしビール)、冬季限定のデュンケル(こんがりと焼いたパンのような香ばしさ、チョコレートアロマが複雑にからみあった苦みの少ない芳醇なビール)があります。

ピルスナーとは、1842年、旧チェコスロバキアのピルゼンで造られた、色の淡いラガービールのことで、町の名前に因んで「ピルスナー」「ピルゼンビール」と呼ばれるようになったものだそうです。

ラガービールとは、発酵中や発酵終了時に発酵液の下に沈む性質を持ったカロマイセス・カールスベルゲンシス(Saccharomyces carlsbergensis)という酵母で醸したビール(下面発酵ビール)を指し、5~10℃という低い温度で造られ、低温熟成を行うことで円やかな味と香りを持つようになります。
熟成貯酒(ラーゲルング)したビールだということでラガービール(ラガー)とも呼ばれ、世界のビールの大半がこれにあたります。

さて、お味ですが、ホップの良く効いたキレの良い味です。
発泡もクリーミーで滑らかなので、喉ごしが良い上に喉に妙な刺激がありません。
もちろん非加熱でノンフィルターなので、フルーティーな麦芽の香りと酵母の香りが生きています。
蒼龍ワイン デラウェア 2004720ml 新酒無添加デラウエアにごり(2004)
2004/09/07 自宅にて

勝沼のまるき葡萄酒株式会社謹製、デラウエアにごり(2004)、2004 ヴァン・ヌーボー(新酒)でございます。

「収穫された葡萄の果汁は、酵母によってワインに変身していきます。その過程の状態をモロミと云い、濁っています。酵母が活躍しているからです。葡萄と醗酵の香り、新鮮な酸味と甘み、新しい感覚の甘口ワインです。」とは裏ラベルの記載。

確かにフルーティーなぶどうジュースの香りとほのかな醗酵香が心地よいです。
極甘で、ぶどうジュースそのものですが、なかなか味わいがあります。
ちなみに、スクリューキャップ。
おたる等のナイアガラ種のワインとはまた違った、コクのある甘さです。
酵母が残った「にごり酒」のせいもあるのかもしれません。

HP:8

キリリと冷やして、オンザロックで頂きました。(^^;)
暑い日中や疲れた時など、一服の清涼剤として良さそうです。
ロゼ・ド・カロン [2001](CH・カロン・セギュールのロゼワイン)ロゼ・ド・カロン(2001)
2004/09/09 自宅にて

ロゼ・ド・カロン(2001)の2本目。(^^;)
軽やかな果実香と発泡香?が心地よいロゼです。
やや熟成感のあるコクのある味。
でも、やはりカラメル(「綿アメ」や「焦げた砂糖」の感じ)がありますね。(笑)

HP:8

色もカワイイし、お味も渋くなく、甘みがあって酸味も効いていて・・・しかも高級感のあるボトル。(なんてったってカロン・セギュールですから。)
赤ワインが苦手な女性に是非お勧めしたいお買い得ワインです。

【追記】

某N師が今日の日記でロゼ・ド・パヴィ2003の事を

>すげー砂糖添加もんじゃん。この科学的合成しましたっていう甘味が口に突き刺さる。
この赤ワインは果実味が足りないねーとか言ったら、ソムリエさんにグラスにグラニュー糖いれられたっていう感じかね。

と書いていらっしゃいました。

なるほど!
確かに、カラメルっぽい「綿アメ」や「焦げた砂糖」の感じは、後からコーヒーシュガーとか黒砂糖を加えたような感じともとれますね。(笑)
タイユバンサン・ジュリアン(1999)
2004/09/13 自宅にて

今日のワインは、タイユバン・サン・ジュリアンです。
Ch.ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド(ポイヤック)が創るサンジュリアン。
ピション・ラランドのサンジュリアン村に張り出している畑のブドウで醸したものです。
AOCの基準は厳しいので、当然サンジュリアン村のブドウで創ったワインはピション・ラランドを名乗れず、サン・ジュリアンとしてタイユバンに卸しているというワケらしいです。

お味ですが・・・こいつは旨くなってるゾ!
ほぼ1年前に飲んだ時は、
「チョコレートの様な香りを、若々しい酸味を伴った真っ赤な果実の香りが覆っています。開栓直後の香りはあまり立ってきませんね。」
「アルコールのアタックもタンニンの角も少し残っていて、1999年とは言えやはりポイヤックの血統か・・・と思いきや、本家ピション・ラランド程のパンチ・力強さが無く、滑らかさ・上品さを連想する辺りサンジュリアン的・・・でも、サンジュリアンのあの「杉の木」の香りが弱いし・・・なんか不思議なワインです。(^^;)」
といったコメントでしたが、僅か1年で素晴らしい成長を遂げ・・・芳醇な芳香を放つ本格ボルドーの雰囲気を醸しだしています。(^^)

黒系の果実味をしっかり残しながら、豊かなのに出しゃばっていない樽香と熟成香。
いい感じです。
色はあくまでも濃く艶やか。
まだ紫のニュアンスも残っています。
味わいは、アタックの欠片もないまろやかな口当たり。
1年前目立っていたアタックや酸味も陰を潜め、トロッとした柔らかい甘みが前面に出てきた感じ。
タンニンもうまく丸まり、スムーズに喉を下って行きます。
フィニッシュは、心地よい果実味とまろやかな収斂感。(^^)

HP:9

これだから、ボルドーはたまりません。(^^)
やはり、メルローリッチな感じなので、そんなに長くは保たないかもしれませんが、来年、再来年が楽しみなワインです。
ヴーヴクリコ・ブリュット・ロゼ・ローズラベル(NV)&オーボンクリマ・ニュイブランシュ・シャルドネ(1999)&ベリンジャー・ナイツヴァレー・カベルネ・ソーヴィ二ヨン(1999)
2004/09/15 半蔵屋にて

「いいこと」って言うのは、学会で近くにこられていたT大のM先生との久しぶりの会食でした。(^^)
何か凄い事だと思われた方、御免なさいね。(笑)

まずは乾杯ということで、飲んでみたかったヴーヴクリコの新製品。
ヴーヴ・クリコ・ブリュット・ロゼ・ローズ・ラベル 750mlヴーヴクリコ・ブリュット・ロゼ・ローズラベル(NV)です。

ヴーヴ・クリコは1772年創業の老舗シャンパーニュ・メゾン。
そして1775年には既に最初のロゼ・シャンパーニュを販売したというロゼの先駆者です。
そんなヴーヴ・クリコが今春、可愛いピンクラベルのNVロゼ・シャンパーニュを出しました。
ヴーヴ・クリコのNV定番には辛口でキレの良い「イエローラベル」、ちょっと甘口が女の子に人気の「ホワイトラベル」がありましたが、この美しい桜色の「ローズラベル」が加わったことで、最強のトリオになりましたね。

お味はと申しますと・・・それはもう・・・ヴーヴ・クリコ。(^^)
お馴染みの「イエローラベル」をほんの少しだけ甘くして、赤系の果実味を加えたような爽やかなもの。
フルーティーで繊細な発泡香が、立ちのぼる美しい細かい泡と相まって、優雅なディナーの気分を盛り上げてくれます。
意外にフィニッシュも長いです。
こんな素敵なシャンパーニュは、いつもの9種類の前菜とともにいただきました。
マスの薫製が旨かった~。(^^)

HP:8+

ちなみに、ロゼ・シャンパーニュの製法はシャンパーニュにピノ・ノワール種のワインを混ぜるのだそうで、赤ワインを混ぜてロゼを創って良いのはシャンパーニュだけです。


さて、続いては「元気が出るワイン」をテーマに設定し、白を物色。
で、何で?!といったレアな掘り出し物を発見!それが、
オーボンクリマ・ニュイブランシュ・シャルドネ[1999]オーボンクリマ・ニュイブランシュ・シャルドネ(1999)です。

このワイン、生産量がたったの400ケースしかない、アルコール度数14度のモンスターです。
さすが半蔵屋、イイものを揃えてくれてます。(^^)
これぞフルーツ爆弾で、こってりとした「粘度」すら感じる濃さ。
「グレープフルーツに濃厚な蜂蜜とブランデーをかけてアーモンドを添えた」といった感じ?(笑)
半蔵屋のSさんに「これはHさん(としのすけのこと)のストライクゾーンですよ」と太鼓判をいただいたのも頷ける「樽」が良く効いた「ナッティー」なシャルドネでした。
一口飲んだだけでカリフォルニア!
それにしても、旨すぎ!

HP:9+

水で少し割りたいくらいのトロ~リとした黄金色の液体でした。
でも、ソーテルヌのような蜂蜜系の甘さではなく、グレープフルーツ系の引き締まった味が魅力的です。
キノコのフリカッセ(クリームソース煮)との相性も抜群でした。(^^)

そして、こうなったら最後はこれで締めるしかなかろうということで選んだのが、としのすけの大好きなワインの1つである、
ナイツ・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィ二ヨンベリンジャー・ナイツヴァレー・カベルネ・ソーヴィ二ヨン(1999)

ベリンジャーは、1876年創業のこれまたナパの老舗。
ナイツ・ヴァレーはソノマの最北部、ナパ・ヴァレーの北方約30キロに位置しています。
ここのワインは、としのすけのまさに「ストライクゾーン」でして、スパーシーさとヴァニラのニュアンスが絶妙。
ナパの「パワー」とボルドーの「品の良さ」を併せ持つ希有のワインだと思っております。
1999年は、タンニンもまるまり、はっきりしたヴァニラも顔を覗かせ・・・濃いめの味付けのリー・ド・ボー(仔牛の胸腺)&フォアグラとよく合いました。

HP:9

ベリンジャーのナイツ・ヴァレーは、お値段がお手頃な割には、毎回決して期待を裏切らないパフォーマンスを見せてくれます。
是非定番ワインとして世に長~く残って欲しいものです。

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