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テーマ:少年野球(730)
カテゴリ:パパな戯言~サッカー少年編(小学生)
報道ステーションでやっていた。
昨秋のこの事故で亡くなった少年の親が監督を告訴した。 今考えても、そこにいた大人全員の責任だと思うけど、親としては誰かを悪者にしないと気が済まないんだろう。一方では息子を目の前で見殺しにしてしまった自責の念も当然あると思う。 報道は、親に同情して監督を悪者に仕立てると言う一方的な伝え方だったけど。 問題提起と捉えて、自分も親として思ったことなど。 まず根性無しの我が家では理解を超越した命懸けの世界。息子のそんな姿は想像できない。 その時の日記にも似たようなことを書いたけど、息子はこういう厳しいチームでは耐えられないだろう。そして親もこういうチームには預けないだろう。 価値観が合わない。共感できない。話は終わってしまう。それ以前に才能か…。 才能ゆえに期待し、親子で夢を追い、そして起きてしまった不幸だと思う。 「山梨のサッカー」(山日ライブラリー)の第5章「世界へ広がる山梨のサッカー -中田英寿を育んだ土壌-」に似たような「事件」が書かれている。引用します。 ---以下、引用--- ヒデが二年生になったばかりの頃だったと思います。あるとき試合に負けて、怒りに燃えた私は例によって、「罰だ。50本ダッシュしろ」と命じました。子どもたちは不承不承ながら当然のことのように「罰」を受けたのですが、ヒデだけはベンチの脇に立って走ろうとしないのです。怪訝(けげん)に思った私は、 「どうした。なぜ走らんのだ!」 と語気を荒げたのです。ヒデの答えはこうでした。 「走る理由が分からない。俺たちだけが、走らなければならないのは納得できない。皆川さんも一緒に走ってくれ。だったら俺も走る」 私には返す言葉がありませんでした。頭の中が真っ白になりました。彼の言葉は、私の急所をもろに突き刺すものでした。試合に負けたのは選手だけの責任ではなく、指導者の責任でもあるわけです。ですから罰を選手に課す以上は、指導者も同じ罰を自らに与えなければいけないことになるのですね。 ---引用おわり--- 結局、このコーチは子どもたちと一緒に走り、20本でダウンしたそうです。現フォルトゥナサッカークラブ代表の皆川新一さんの話。ヒデは中田英寿。 皆川さんは、「事件」のとき、ふざけたことを言うなと殴りつけていたら、果たして中田英寿という個性は、世界に羽ばたくことができたでしょうか。そう思うと、時々ぞっとすることがある、とも書いています。 なかなか子供の言えるセリフではない。 でも野球少年の周りにはたくさんの大人がいたはず。なぜ誰も言えなかったんだろう。 「勝敗の責任は指導者が負う」 これが真理なら、子供(選手)だけが受ける罰(ペナルティ)はあってはならないはず。 そして子供を守るのは大人の役目、親の役目だと思う。 子供の限界の一歩手前を見極められる親になりたいと思う。子供と一緒に夢を見るためにも。 このような悲しい事故が二度と起こらないことを願いたい。 急死生徒の両親、少年野球チーム元総監督を告訴 京都 熱中症死亡:両親が野球チーム総監督を告訴 京都・京田辺 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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