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三人寄れば文殊の知恵

三人寄れば文殊の知恵

しもやけといえば

しもやけ

このところ、西日本では寒い日が続いています。

ここ二か月ぐらいの平均でも、鹿児島を中心に平年より
寒いようです。

一方で、東日本特に北海道では平年より高い気温です???

はたして寒冷化しているのか温暖化しているのか?

ちなみに、徳島では3年ぶりに昨日氷点下を記録!

私は冬は氷点下に下がるのが当たり前の土地で育ち、
高野山では大型のペットボトルが氷の塊になる部屋で
窓を開けたまま寝ていたという伝説もありますが、
最近めっきり寒さに弱くなりました。

そのためではないでしょうが、足がしもやけに(汗)

もともと、血行があまり良くないのかしもやけには
よくなります。

さらに正座や座禅によって
余計なりやすいような気がします。

今をさかのぼること8年前の12月に私は高野山を降り、
香川県の日内山へ虚空蔵菩薩求聞持法を修法するために
向かいました。

12月の中旬に高野山から降りてきたときは暖かく感じました。
しかし、12月の下旬から少し寒くなり、
1月になると気温が急降下!

お堂の周りにも雪が積もり、水を引き込むパイプも凍りました。

山の中腹にあるお堂ではもともと水が少ないのですが、
井戸の水位も下がりきって、水を汲めなくなる手前に
なりましたので、お風呂など夢のまた夢。

頼みの綱は、朝の水行ですが外で行ないます。
体を拭くまではお堂に入れないので、
風が強いと鬼のような寒さ!

しかも、水道が凍るため、水を貯めておきますが、
その桶に氷が張っています(汗)
それを割りながら体に掛けます!

書いているだけで寒そうですが、それはまだ序の口です。

本番はお堂の中での修法。
シンシンと冷え込むお堂の中で、座ったまま数珠を繰って
真言をひたすら唱えます。
その時間が約6~7時間×2回/一日。

手も足もしもやけになってしまいました(苦笑)
紫になった手足は2月の末に行を終わった後も
しばらく変色したまま(汗)

治らないかと思いましたが、
めでたく半年ぐらいで治りました!

私の出た約3か月後に入ったO師

暖かい時期でお風呂も入れてうらやましい!

ただ、O師の時期には・・・

隣の芝は青くないと思います。

昨日のしもやけといえば・・・では、コメントをたくさんいただき
ありがとうございました。

ただ、行で厳しいのは「しもやけ」ではありません。

書いているとこんなに寒かったのかと思いますが、体験していると
実はそれほどでもありません。

本当に厳しいのは、たった一人で山の中にいたことです。

このお寺は、境内より上の「行をする場所」を完全に封鎖して
誰も上ることのないようにしてくれました。

おお~「行」にはいい環境だ!

と言いたいところですが・・・

もともと、人がほとんど来ないお寺ではあるのですが、夜などは
私だけ。何かあっても、1キロ以上全く明かりのない山道を
下らないと人がいるところには出ません。

お化けが出たら怖い!

それ以前に

外との連絡も取れないので、行が空ける日になっても
降りてこないので、上がっていくとミイラになっていた。

という可能性もありうる。(現在は改良されています)

おお~こちらの方が「しもやけ」より厳しい?

冗談はさておき、たった一人で、過ごすのは
結構精神的に苦痛です。

やっと行の期間の50分の1が過ぎた、20分の1が過ぎた
(二分の一とか三分の一ではない!)と毎日数えて、
今日でやめよう、明日でやめよう、と行が空ける3日前まで
いつやめるか検討していました(苦笑)

ちょっと体調を崩しただけでも、私は死ぬかも知れないと考え、
止めて下りようか、それとも死んでも構わないのだろうか?と
揺れ動く日々。(虚弱体質があだでした)

さらに、そこで踏みとどまっても、時間を使ってお金を使って
皆は仕事をしている時に、自分は一体何をしているんだろう。
と徒労ともいえる苦悩の日々が続きます。

ただ、最後はこちら

かなりこの修法の功徳はあります。

興味のおありの方はぜひどうぞ!


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