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三人寄れば文殊の知恵

三人寄れば文殊の知恵

英語なんかいる?ー国際教育には漢文を

英語なんかいる?ー国際教育には漢文を

ごく最近、「ポーツマスの旗」を読みました。

日露戦争の講和を描いた小説です。

驚かされるのは、明治の政治家の国際感覚です。

情報の伝達手段も乏しく、外国語を学ぶことも
今よりはるかに困難な時代。

しかも、教育自体を十分に受けることができる人間が
限られていた時代。

その時代に、どうやってあれほどの国際感覚を身につけたのか?

東洋の発展途上国が、超軍事大国のロシアとに対して、
ほとんど勝算の無い戦争を決意し、幸運に恵まれながらも
さまざまな外交手段を駆使して、最初の目論見どおり
限りなく勝ちに近い引き分けに持ち込みます。

当時よりも、情報が豊富に手に入り、教育も十分に受けられ
外国語も学びやすく、留学生も増えた今の時代ならば、
日露戦争当時よりはるかに国際感覚を身につけた人が
増えていいはずですが・・・

現実には国際感覚がある政治家がいないように見えるのは
どうなんですかね?

私は英語を中学高校大学とえらく長い時間勉強しましたが・・・

その後全く役に立っていません。
完全に無駄でしたね(苦笑)

近々小学校でも英語教育を始めるというのですが・・・

いるんですかね?

明治の政治家が国際感覚を持っていたのは、外国語教育を
受けたからではなく漢文教育を受けていたからという話を
聞いたことがあります。

漢文を学ぶということは、すなわち日本文化を学ぶことです。

漢文が日本文化?と思われる方も少なく無いと思いますが、
実は明治以前の知識人は漢文で文章を書いていました。

すなわち

「漢文が読める=日本文化がわかる」

ということなのです。

自国の文化をよく理解してこそ、他国の文化との違いが
良くわかるように思います。

国際教育のためには、まず漢文を学ばせて、日本文化を
理解させてから外国語を学ばせてはいかがですかね?

宗主国があった植民地ではあるまいし、自国語で十分教育は
できるはずです。
外国語が義務教育で必要な必然性は無いように思いますが・・・

いかがですか?

最終更新日 2010年04月08日


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