坊主は無間地獄に落ちる!ある僧侶が極楽往生を説いておりました。ある信者さんがやってきて、 「親が余命いくばくもないので、極楽へ行かせたいと思います、 保証していただけませんか?」 というので、極楽行きの保障証を発行したところたいそう評判になり、 有料で保障証を発行しておりました。 あるときホームレスがやってきて 「私にも極楽行きの保障証をください」 「お金はありますか」 「お金はありません」 「ではだめだね」 その言葉を聞くとホームレスは悲しそうな顔をして とぼとぼ帰っていきました。 一旦帰ったホームレスですが少したって もう一度やってきました。 顔色が変わってうれしそうです。 そしてこれでお願いしますと封筒を差し出しました。 「どうしたんですか?」 「ある方からいただきました」 僧侶はその封筒を受け取り保障証を発行してやりました。 封筒を開けると一枚の紙切れが出て来て こう書いてありました。 「無間地獄行きを保障します」 この話は実話ではありません。素光 注)無間地獄ー地獄の最下層、刑期は1劫 (芥子粒を7キロ立方メートルの中に100年に一粒ずつ入れて 一杯になるまでの年数) |