僧侶の適性多くの人は修行して僧侶になるとすばらしい人格に変わると思っているようです。 私など以前から知っている人に会うと 「坊さんになったから少しは性格が変わっていると思ったが 全く変わっていない」 などと言われますが、 性格などはそんなに変わるものではありません(笑) 相変わらずすぐ怒ると顔色が変わるようです(汗) だから僧侶に向いていないといわれるのですが、 本当にそうでしょうか?(笑) 僧侶のイメージは温厚な性格で、いつもにこやかに、 分け隔てなく接して、正直で・・・ 私のイメージは気が短く、無愛想で、けんか腰で、 人によって態度が違い、意地悪で・・・(汗) 話を変えますが(笑) これは僧侶に適性があるかないかという問題です。 高野山にいるとき 「こいつは僧侶に向かないだろう」 という人間を何人も見ました。 (自分のことは棚に上げます) 酒びたりの人間や、誇大妄想のような嘘つき、どろぼう・・・ しかし、よく見るとそれぞれすぐれた部分・特徴のある部分が いくつかあります。 その部分で人と付き合えるでしょう。 そしてその人としか仏縁がない人もいるに違いありません。 すなわち僧侶に適性がない人はいないということです。 ここまで書いて私も安心して眠れます(笑) |