お彼岸とは先祖供養の日ではない!お彼岸は先祖供養の行事になっており、仏壇を祀りお墓をお参りしますが本来はそのような行事ではありません。 彼岸とは此岸に対する言葉です。 此岸(迷いの世界)から彼岸(悟りの世界)へ 渡ることを意味しています。 日本で親しまれているお経に般若心経があります。 この般若心経は正式には 「摩訶般若波羅蜜多心経」といいます。 この「波羅蜜多」というのが到彼岸と訳されています。 つまりは悟りを得るための修行をすることが彼岸なのです。 では何故この時期にするのか? お彼岸の中日は春分(秋は秋分)にあたります。 この日に太陽は真東から登り、真西に沈みます。 現代でも「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように 季節の変わり目にあたっています。 昔の人はこの季節の変わり目の不思議な日に修行をすると 悟りを得られると思ったのではないでしょうか? ですから春分の日をはさんで前後3日ずつを彼岸として 修行期間としたような気がします。 根拠がないといえばそうなりますが、いい機会です。 お経を読むのもよし写経をするのもよし。 何か仏道修行をしてください。 |