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好きな人ができた時、あるいはそれに準じるような場面において、お互いの趣味、好きなことの一致を重視する人はなかなか多いように思える。
例えばですよ。 好きな人ができた。 好きな人は野球が好きらしい。 じゃあ私も野球について詳しくなって、彼と話してみよう。 この一連の流れ。 僕はね、これを無駄だとは思いません。共通の話題をもつことで、好きな人とよりたくさん話すことができますから。たぶん。 でもそれ以上の僕は思うんです。 好きなものを語るよりも嫌いなものを語った方が、お互いの距離は縮まるのではないかと。たぶん。 例えばですよ。 A,野球について語り合う男女 B,野球のダメなところを語り合う男女 AとB、どっちの方が仲良く見えるでしょうか。 そしてAとB,どちらの方が男女の距離感が近いように感じるでしょうか。 私は書いていて思いました。 どっちもどっちだな、と。 えぇ、そうです。 もちろん理想の男女としては、好きなものを語り合えて、嫌いなことも遠慮なしに言いあう関係が素晴らしいのです。たぶん。 でもなんとなく、Bの方が私には男女が親密なように見えるのです。 たぶん。たぶんですよ。 Aは、お互いの好きな「野球」の話をしています。お互いの好きなことは何かをメインに話しているわけではありません。あくまで話題の中心は野球にあるように感じます。 Bは、お互いの「嫌い」な野球の話をしています。こっちはお互いな嫌いなことについて話しています。話題の中心は野球ではなく、お互いの嫌いなこと、にあるように感じます。より人間に近いところで話題が起こっているのです。 まぁ、これは専門的な学問の領域でしょうから私には断言できません。 「好きなものを語り合うよりも、嫌いなものを語り合う方がお互いの距離が近く感じる」 真偽はどうあれ、とりあえず私はそう思うのです。 少なからず、相手と好みを一致させようとする場合、好きな人の好きなものに自分を合わせるよりは、好きな人の嫌いなものに自分を合わせる方がずっと楽です。考えればすぐに分かります。 全然興味ないものを急に好きになるのはなかなか難しいでしょう。無理に好きと言ったとしても、相手はそれについて詳しいのですから、簡単に納得してくれるかは分かりません。深く突っ込まれたら対処のしようもありません。 でも全然興味ないものを嫌いになることは容易です。もともと興味ないんですし、相手も興味ないものです。適当に悪口いってればそれだけで相手は納得してくれます。 ね。嫌いになる方がずっと簡単だ。 まとめましょう。 意中の相手と好みを一致させ、「気が合う」と思わせるには、好きなものより嫌いなものを一致させた方が簡単。たぶん。 ただ、どんなことであれ、悪口を言う人間は嫌いだという人も世の中にいるのでご注意ください。たぶん。 嫌いなものを一致させる方が、好きなものを一致させるよりも効果があるのかどうかは分かりません。ですが、私としては嫌いなものが一致している方が気が合うという感覚になります。皆さんの感覚ではどうですか? で、読み返していて、野球の話だとぜーんぜんピンとこないんだよね。 なんつーか、言いたいことは分かるんだけども、なんだか釈然としないの。 だから、私の好きなものが東方project、嫌いなものが音ゲーとして、上のAとB、その分岐パターンを例えていきたい。 A,好きなものを一致させる場合 女「東方に興味があるんだ」 俺「へぇ、そうか。意外だな」 A-1 俺「あのゲームは弾幕が美しいねぇ」 女「そうだよね。とってもきれいだよねー」 俺「あそこの弾幕もねぇ、難しいけどもあぁすれば簡単に避けられるんだぜ」 女「へー、そうなんだ。知らなかった」 俺(・・・コイツ本当に興味あるのか?) ・・・相手の曖昧な知識にただ話を合わせているだけなのではと疑問を持つ。 A-2 俺「あのゲームは弾幕が美しいね」 女「弾幕もそうだけどもキャラクターも可愛いよ」 俺「キャラ?そっちの方かいな。ゲームもやれよ」 女「ゲームもいいけどキャラもいいの!」 俺「ぁぁああん?」 ・・・・お互い東方が好きなのはわかったが、意見の一致を見ず。ただ仲良くはなった。 A-3 俺「あのゲームは弾幕が美しいね」 女「特に紅の6面ラストスペルは難易度も相まってとてもいいよね」 俺「おぉ!!分かってるね。俺のお気に入りは妖4面の最初の奴かな」 女「確かにあれもいいね。東方面白いよねー」 俺「ねー」 ・・・お互いの好きなもので意見の一致をみる。 B、嫌いなものを一致させる場合 女「私、音ゲー苦手なんだ。なんだか難しくて」 俺「あらま。俺もだよ。叩いても全部一歩ずつずれちゃうんだよね」 女「あ、それ分かる―。ちゃんとやってるつもりなんだけど、どうしてもうまくいかないの」 俺「そうそう。だから友達とゲーセン行く時、太鼓の達人だけは避けて歩いてるんだよ」 女「えー本当?私も今度からそうしようっと」 ・・・お互いの嫌いなもので意見の一致する。 Bの方が簡単だよね。 そしてA-3もBも同じくらい親密に見えるけども、Bの域に女が達するのは並大抵のことではない。一見オタっぽいが、いや、オタなんだが、誰しも自分の好きなものに関してはこれくらい詳しいであろうから、決して変な例でもあるまい。 あと、Bは互いの弱点をさらしているような感じがするね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.11.10 10:24:21
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