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日刊ゲンダイ 4月25日号
ーーーーーーーーーーーーーー これが許されている奇怪な事態 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 参院の沖縄補選で勝ち、安倍首相はご機嫌だが、福島に続く2敗にならなかったのは小沢民主党が頼りないからだ。 ダメ野党のふがいなさに助けられてやっと政権を維持できているのに、国民に支持されているかのように錯覚している。 何でも独りで決めるとばかりに戦前並みの体制へと逆戻りするような政策を次々と強行しているが、国と国民には迷惑この上ない。 こんな状況を許していいのか。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 石原都知事「野垂れ死に」暴言 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 口を開けば問題発言の石原都知事(74)、きのう24日、自ら製作総指揮を手がけた映画の完成試写会に出席。 モデルとなった「特攻の母」こと鳥浜トメさんに触れた途端にまた暴言だ。 トメさんが亡くなった91年、当時の宮沢首相に「国民栄誉賞を授与してほしい」と進言したそうだが、「にべもなく断られた。その時『この人はきっと野垂れ死にするだろう』と思ったが、実際、政治家として野垂れ死にしましたな」とやらかした。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 丸山弁護士 参院選出馬浮上 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 夏の参院選に向け、なりふり構っていられない自民党がタレント弁護士の丸山和也氏を擁立しようとしている。 比例区からの出馬を打診するとかで、テレビでおなじみ丸山効果で浮動票を積み上げようという。 ところが、先の都知事選で出るの出ないのと騒がれた弁護士センセイのこと、ほかに野望もあり、自民党の狙い通りにコトは運びそうもないようで……。 ーーーーーーーーーーーーーーー 「ルーシー無罪」狂ったシナリオ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 英国女性ルーシー・ブラックマンさん事件の裁判で、東京地裁は織原城二(54)に、無罪判決を言い渡した。 ほかの類似事件では無期懲役にしながら、ルーシーさんについては織原の単独犯行を退けた。これにはビックリだが、裁判で際立ったのは捜査当局の詰めの甘さと、織原を有罪に追い込むためのシナリオの狂いだ。 予想外の判決に遺族はカンカンだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 松井秀、復活の特大アーチもヤンキース5連敗 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ヤンキースの松井秀が24日、デビルレイズ戦で第1打席で今季1号となる特大アーチを放った。 八回には右前適時打を放つなど、戦列復帰2戦目で存在感を示したが、ヤンキースは4―6で敗れて5連敗。 ア・リーグ東地区で最下位に転落した。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 逮捕された愛染恭子の近況 ーーーーーーーーーーーーーー 突然、飛び出した愛染恭子(49)の逮捕には誰もが「えッ?」と思ったはずだ。 愛染は雑誌などでセックスカウンセリングを手がけていたが、近況がイマイチ不明。 調べてみると、ピンク映画の監督・主演の仕事をこなす一方で、アダルトグッズの販売にも熱心だった。 また、来月公開の映画「パッチギ! LOVE&PEACE」にはチョイ役で出演しているという。 =========================== 今日の記念日 ーーーーーーーーー ●国連記念日 1945年(昭和20年)のこの日、サンフランシスコで連合国が集まり、国連憲章が採択されたことから。 ●セクレタリーズ・デー アメリカでは、この日(4月最後の7日間そろった週の水曜日)をセクレタリーズ・デー(秘書の日)と呼び、オフィスでは上司が自分の秘書やスタッフに日頃の感謝の気持ちを込めてプレゼントする習わしがある。1952年、秘書の仕事の重要性を知ってもらおうと秘書週間を提唱したのが始まりといわれる。 ============== 毎日新聞 「余録」 ーーーーーーーーーーー エリツィン氏に「驚かされた10点」 昨年亡くなった作家の米原万里さんは議員時代に来日したエリツィン氏の通訳をして「驚かされた10点」を挙げている。 まず第1点は「度を越した自尊心」で、初対面の彼女に開口一番、外遊の際に出迎えなかった大使を更迭させた話を披露してみせたという ▲以下「外交辞令なしの率直さ」「うわさ通りの激情家」「大いなる無原則」「あまのじゃく」「根に持つタイプ」「占い好き」などと続く。 無邪気でちょっとハタ迷惑な“大きな子供”を思わせるが、なかには「金に対する潔癖さ」というのもある ▲氏は若いころに聞いた「おまえはこれから頂点に上る。だが金に触れるな。触れたとたん惨めに転げ落ちる」という予言を信じていたという。 その後大統領になってからの一族や側近の蓄財と腐敗や、国民の不満の嵐の中での辞任を思えば「予言」は的中したというべきだろうか ▲エリツィン氏がモスクワの議会前の戦車の上で火のような気迫とともに民主ロシアの出発を訴えたのは、この来日の1年半後のことだった。 ソ連邦という迷路に入り込んだ実験国家を解体するのに、歴史の女神は米原さんを驚かせた強烈で特異なキャラクターを用いてみせたのである ▲ゴルバチョフ氏の好きなものはミルクティーまで嫌いという、ソ連崩壊のもう一人の立役者との確執も有名だ。 だが今にして思えば、ゴルバチョフ氏の西欧的な合理精神と、エリツィン氏のロシア民衆の魂に直接響く人柄と、双方いずれを欠いてもこの歴史的転換はもっと難渋したろう ▲乱世の英雄が治世の名君になりそこなうのは珍しくない。 ただプーチン氏の後継指名はじめ、エリツィン氏の統治の今日まで及ぶ影響を思えば、棺をおおってもその歴史的評価はまだ定まりそうにない。 毎日新聞 2007年4月25日 0時00分 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月25日 17時19分58秒
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