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マーケット概況
─────────────────────────────────── ・日経平均 10375.01(+22.54)・東1部売買高 23.70 (億株) ・同先物 10400 (+40) ・同売買代金 17,374 (億円) ・TOPIX 959.02 (+1.46) ・同時価総額 314 (兆円) ・東証2部 2258.58 (+3.54) ・値上がり 877 ・日経JQ 1214.1 (+0.05) ・値下がり 653 ====================================================================== 4日の東京市場は小幅高。朝方の買い一巡後に伸び悩んだ。米国株高を 背景に、日経平均は100円超上昇する場面もあったが、10500円を目前に 伸び悩み。後場は利益確定売りに押される形で上げ幅を縮小し、ほぼ安 値圏で取引を終えた。 日経平均は辛うじてプラスはキープしたものの、後味の悪さは否めな かった。TOPIXは13日続伸と連騰記録を伸ばしたが、日経平均が10500円 手前で足踏みする状況が続けば、連騰記録が止まる日も近そうだ。 この日の相場を象徴していたのは自動車株。大手3社は連日で高値を 更新しながら、終わってみればすべて下落。値下がり率上位にランクイン した自動車部品株も散見された。自動車を取り巻く環境は好転しており、 各社の業績改善に加え、3日発表の7月米国自動車販売は年率換算で7ヵ月 ぶりに1000万台の大台回復、国内自動車販売も普通乗用車(3ナンバー車) が1年ぶりに前年比プラスに転じるなど、明るい話題が多い。とはいえ、 直近の株価急騰で高値警戒感が台頭しており、きっかけ次第で利益確定売 りを誘発し易い状況にある。大引け後にトヨタが1Q決算と同時に中間及 び通期見通しの上方修正を発表したが、会社側の通期予想はコンセンサス を大幅に下回る水準。市場がトヨタ株に対してどのような評価を下すかが、 あすの相場の焦点となりそうだ。 新興市場動向 ─────────────────────────────────── 謄落幅 出来高 値上り 値下り 変わらず 日経ジャスダック平均 1214.10 +0.05 3381万株 291社 278社 94社 マザーズ指数 461.39 -3.47 242万株 63社 97社 14社 ヘラクレス総合指数 632.24 -1.59 668万株 55社 77社 17社 ====================================================================== 4日の新興市場は、日経ジャスダック平均は小幅続伸、マザーズ指数、 ヘラクレス指数は小反落。日経平均株価に連れ高する形で3指数とも高く 寄り付いたが、その後は上値の重さが嫌気されて徐々に上げ幅を縮小。 後場入り後は3指数ともマイナスとなる場面が見られたが、下げ幅は限定 的だった。 ジャスダック市場では、楽天やJCOM、UTHD、インデックス、レーサ ム、ザイン、竹内製などが上昇。セブン銀やマクドナルド、田中化研、ストッ プ安のウエストHD、ヴィレッジV、赤字幅減少の観測報道も限定的だったフ ェローテック、ワークスAPなどが下落した。 マザーズ市場では、3Q大幅減益ながら悪材料出尽くしと捉えられたサイバー Aが大幅続伸。グリーやLTTバイオ、アドウェイズ、ネクストなどに買いが 入ったが、ミクシィやACCESS、クックパッド、OTS、フリービット、 日本風力開発、Vテクといった主力銘柄には軟調なものが目立った。 ヘラクレス市場では、前日人気化したダヴィンチやBメディアに利益確定売 りが出たほか、ASSETやJCLバイオ、Dダイニング、日本通信、ハドソ ンなどが振るわず。バリオセキュアやガーラ、ベリトランス、デジタルアーツ などには買いが散見された。 NYDOW 9286.56 114.95 S&P500 1002.63 15.15 NASDAQ 2008.61 30.11 CME 10470. 110(円建て) NYドル円 95円26銭-28銭 □売り :2730万株 □買い :2630万株 □売越し: 100万株 中堅証券のマーケットアナリストは「きょうのトヨタ<7203.T>で主力企業の決算 も一巡し、材料出尽くし感が強まる。1万500円を試したものの、回復できなか ったことで当面の上値メドがはっきりした格好。週末に米雇用統計があるものの、 基本的には材料難となる可能性が高く、そのなかで上値は試しにくい。第1四半期 決算の中身についても、コスト削減が寄与したに過ぎない企業が多い。今後は売上 がどれだけ改善するかがポイントだが第2四半期では難しそうだ。このところの上 昇スピードも踏まえて、調整局面とみる」と指摘している。 ・値上がり率上位10傑 |コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率| 1| 8038|東都水 | 172| 23| 15.44| 2| 7599|ガリバー | 6400| 830| 14.90| 3| 7961|兼日農 | 167| 18| 12.08| 4| 9609|ベンチャーリン | 20| 2| 11.11| 5| 5916|ハルテック | 123| 12| 10.81| 6| 6448|ブラザー | 927| 85| 10.10| 7| 4631|DIC | 146| 13| 9.77| 8| 8984|BLI | 310000| 27500| 9.73| 9| 8838|有楽地 | 260| 19| 7.88| 10| 8913|ゼクス | 745| 51| 7.35| ・値下がり率上位10傑 1| 7272|ヤマハ発 | 1096| -120| -9.87| 2| 6958|日本CMK | 936| -90| -8.77| 3| 4182|三菱ガス | 516| -49| -8.67| 4| 7262|ダイハツ | 983| -77| -7.26| 5| 9715|トランスコスモ | 1197| -93| -7.21| 6| 7276|小糸製 | 1338| -96| -6.69| 7| 6676|メルコ | 1289| -88| -6.39| 8| 7313|TSテック | 1888| -127| -6.30| 9| 7240|NOK | 1207| -78| -6.07| 10| 6961|エンプラス | 1617| -98| -5.71| 7615 京都きもの 883 +44 続伸で高値更新。前日に発表した自社株買いが手掛かり材料視されている。発行済 み株式数の1.65%に当たる30万株が上限に。関心が高まるに従って、5%近い配当利 回り水準にも注目度は高まる方向か。また、昨日は月次の受注動向も発表してい る。前月と比較して伸び率は低下しているものの、4ヶ月連続での前年比プラスをキ ープしている。 8038 東都水産 172 +23 上昇率トップ。前場に第1四半期の決算を発表、営業利益は4.7億円で前年同期比7.6 倍と急拡大、つれて、上半期予想を3億円から5.3億円に上方修正している。子会社 の冷蔵倉庫、および、その関連事業の好調が牽引する格好のようだ。材料性の強さ も妙味に、短期資金の関心は高まりやすい状況でもある。 8031 三井物産 1247 +67 大幅反発。原油や非鉄相場の上昇など、資源価格の上昇が買い材料につながる格好 となっている。また、本日の後場には第1四半期の決算発表が予定されている。三菱 商事などは決算発表を受けて大和が投資判断を2段階格上げしており、同社にも期待 感が先行する流れになっているようだ。なお、決算発表後は一段高へ、第1四半期最 終損益など、市場コンセンサス上ブレとの観測で。 8591 オリックス 6300 +20 朝方は大幅高。4-6月期純利益は前年同期比8割減の70億円前後になった模様との観 測報道が伝わっている。法人金融サービス事業の上伸などが投資銀行事業の不振を カバーする形となっている。通期予想300億円に対して順調な進捗が確認され、買い 安心感も強まる状況に。なお、ADRでは前日終値比7%強の上昇となっていた。 6752 パナソニック 1507 +5 買い先行。昨日、第1四半期の決算を発表している。営業損益は201億円の赤字とな ったが、アナリスト予想と比較すると赤字幅は想定以上に縮小している格好。上半 期予想も、従来の1050億円の赤字から200億円の赤字に上方修正、ソニーやシャープ などの決算内容から、想定以上の内容は予想されたが、本日は地合いの改善もあっ て、朝方は素直に好感する動きが先行した。 強気材料 ・NYダウ、経済指標と英大手銀の決算受け連日高値 ・ナスダック、2000ポイント回復 ・S&P500、1000ポイント回復 ・SOX指数、3日続伸 ・NY金相場、3日続伸 ・欧州株、英大手銀の決算受け反発 ・LMEニッケル先物、大幅続伸 ・DRAMスポット、5日続伸 ・TOPIX、88年3月以来の12日続伸 ・REIT指数、約1カ月ぶりに年初来高値更新 ・大証、7月のデリバティブ取引高が今年最高 ・パナソニック、7-9月期は営業黒字転換へ ・7月の乗用車販売台数、前年並みに回復 弱気材料 ・NY債券市場、5日ぶり反落(10年債利回り0.15%上昇) ・バルチック海運指数、3日続落 ・日経平均、小幅反落 ・長期金利、3日続伸(10年債利回り0.020%上昇) 留意事項 ・NYドル円相場(95円26銭-28銭) ・NY原油先物、3日続伸(1バレル=71.58ドル) ・決算---エルピーダ、トヨタ、三井物 ・豪中銀理事会 ・6月のユーロ圏生産者物価指数 ・6月の米個人所得及び消費支出 ・6月の米中古住宅販売保留指数 ・海外決算---パリバ、UBS お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.08.04 18:38:02
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