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3月18日大引け
日経平均株価 9,206.75円 前日比+244.08円 出来高概算 33億1,839万株 ドル円相場1ドル=81.74円 長期国債先物価格=139.74円、10年国債利回り=1.210% 前日比+0.010%(15:00現在) 本日の日経平均は大幅に反発。昨日のNYダウが160ドル超上昇したことに加え、朝方行われたG7で「協調介入合意」と伝わったことから日経平均は120円程高く寄り付いた。その後もドル円相場がすぐに81円台まで円安に振れたこともあり、日経平均は急伸。9,200円台を回復し高値圏での推移となった。前引けにかけてはやや利益確定売りに押されたものの、後場入り後も確りとした展開となり前場の高値を更新。大引けにかけては三連休前ということもあり、やや手仕舞い売りに押され、結局244円高の9,206円で本日の取引を終了した。 物色面では昨日まで5営業日続落していた東電がストップ高となり、日製鋼、東芝も大幅高となった。また原油価格の上昇を受け石油資源、国際帝石も強く、昭電工、信越化などの化学株も賑わった。個別ではダイキンやパイオニアなどが買い戻され値を飛ばした。三井金、三菱マなどの非鉄関連株の一角も買い戻しが入った。半面、ニトリHD、ABCマート、良品計画などの小売り専門店株が弱く、7&IHD、KDDI なども軟調に推移。また、日産自、トヨタなども甘く、DENA、グリーも上値が重く小安く引けた。東証一部の値上がり銘柄数は1,545銘柄、値下がり銘柄数は110銘柄。 ≪NY株式相場は反発、原発の放水進展 指標改善も寄与≫ ■ダウ平均 :11774.59 (△161.29) ■ナスダック : 2636.05 (△ 19.23) ■日経225先物 : 8890 (▼ 40:大証比) ■為 替 : 78.80-90 ■WTI原油先物(期近) : 101.42 (△3.44) ■金価格 : 1404.20 (△8.10) ◎寄付前の外資系動向 売 1680万株 買 4210万株 差 2530万株の買越 国内投信のファンドマネジャーは「為替介入は3月末まで話が出てくると思われ、 ひとまず急速な円高に対する懸念は後退した。福島原発に対する過度の警戒感も薄らぎ つつある。深刻化すれば再び下押すことは間違いないが、原発の問題が終息に向かう ことを前提とすれば、株価が15日の安値からさらに下押すことはないだろう」と指摘 している。ただ、「東電の電力供給量の問題がある。東北に工場を置く企業も多い。 日本経済への影響を見極める必要があり、企業の工場稼働などにメドがつかないと、 本格的な戻りは期待できない」との見方を示している。 ・値上がり率上位10傑 |コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率| 1| 6793|山水電 | 3| 1| 50.00| 2| 7714|モリテックス | 355| 74| 26.33| 3| 3878|巴川紙 | 230| 45| 24.32| 4| 8848|レオパレス21 | 105| 19| 22.09| 5| 8622|水戸証 | 112| 20| 21.74| 6| 6941|山一電 | 260| 46| 21.50| 7| 6333|帝国電機 | 1426| 241| 20.34| 8| 8907|フージャース | 29610| 4980| 20.22| 9| 8918|ランド | 18| 3| 20.00| 10| 7609|ダイトエレク | 498| 80| 19.14| ・値下がり率上位10傑 1| 1916|日ビルド | 210| -48| -18.60| 2| 6482|ユーシン精機 | 1381| -93| -6.31| 3| 8772|アサックス | 115300| -5700| -4.71| 4| 8729|SONYFH | 310000| -14000| -4.32| 5| 7451|菱食 | 1550| -65| -4.02| 6| 3521|エコナックHD | 29| -1| -3.33| 7| 2371|カカクコム | 464000| -16000| -3.33| 8| 7775|大研医器 | 860| -29| -3.26| 9| 3109|シキボウ | 97| -3| -3.00| 10| 9843|ニトリHD | 6860| -210| -2.97| 9501 東京電力 948 +150 買い気配スタートからストップ高まで。水の投下や地上放水など本格的に原発の冷却 作業がスタート、「一定の効果があった」とも判断されているように、過度な警戒感 の後退にもつながっているようだ。為替介入による全体相場の上昇なども、買い安心 感を強めさせる格好へ。今週は3日連続でのストップ安比例配分となり、一時は前週 末比で3分の1の水準にまで急落している。3連休を控えて、ポジション整理に伴う買 い戻しの動きなども優勢と観測される。 不動産セクター 上昇目立つ。昨日発表された2011年1月1日時点の公示地価は、全国平均で前年比3% の下落となっている。3年連続で前年割れとなったものの、下落率は前年の4.6%から は縮小したことが好感されている。とりわけ、住宅地については東京23区の下落幅が 前年の6.8%から1.3%へ縮小するなど底入れ感が強まる状況。なお、野村では今回の 地震で湾岸エリアの住宅の人気が落ち、再度地価が下落に転じるリスクにさらされて いるともコメントしている。 大手ゼネコン株 本日は、政府が「復興国債」10兆円超を緊急発行の方針などと一部で伝わり、震災復 興需要に対する関心が改めて強まる格好ともなっているが、鹿島などはマイナスサイ ドで推移など、期待感が大きく強まる状況とはなっていない。経財相が日銀の引き受 けに関して否定的な見解を示しているほか、野村でも、復興需要が本格化するまで相 応の時間を要すると指摘している。野村では、投資視点が「期待」から「実態業績の 見極め」に移るタイミングでの株価下落リスクに留意が必要とも。 6856 堀場製 2246 +99 続伸。一部報道では、測定機器メーカー各社が放射線測定器の生産前倒しや増産の検 討を開始したと伝えられている。同社でも、量産体制は現在整っていないが、販売店 を通じた問い合わせが増加しているとされている。震災関連分野での需要増加といっ たニュースフローには、引き続き反応が強まりやすい状況にあるようだ。 6501 日立 411 +7 上値重い。G7声明として協調介入の発表を受け、政府・日銀が約半年ぶりの円売り 介入を実施したもようで、急速な円安進行が主力の輸出関連株の支援材料に。ただ し、期末配当予想について従来の3円から未定にすると発表したことが嫌気されやや 伸び悩む格好にも。東日本巨大地震の影響で生産拠点が被災し、生産回復のメドが立 っていないためとしている。 7203 トヨタ 3215 -55 伸び悩む。G7協調介入実施が伝わり、為替市場では円安が進行、対ドルで一時81円 台半ばまでの円安反転となっている。輸出比率の高い自動車セクターにとってはプラ ス材料視される状況。ただ、全体相場が大幅高となるなか、相対的に朝方から上昇率 は限定的にとどまる。為替介入への期待感はある程度織り込みが進んでいたほか、震 災被害による操業度低下の長期化懸念などは強まる格好に。 ・インド0.25%利上げ、年6.75%に 金融引き締め継続 ・円高阻止へ介入容認 G7緊急電話会議で調整へ、日本を支援 ・福島第1原発、電源ケーブル入る 本日にも2号機に接続試み ・福島第1原発、ヘリ水投下・地上から放水 3号機の冷却急ぐ ・日立・東芝・IHIなど、福島第1へ技術者派遣 ・復興財源へ子ども手当・高速1000円凍結、政府・民主検討 ・大企業に電力の総量規制も検討 政府、大規模停電の懸念増し ・被災企業に決算発表の延期容認 金融庁や東証、市場混乱抑制 ・みずほ銀、未処理50万件 システム復旧、連休明けの見通し ・日立、地震被害で期末配当予想を「未定」に 茨城の拠点被災 ・ガソリン不足の被災地へ、日量3.8万キロリットル海上輸送 ・小売り・外食、新店開業を相次ぎ延期 安全対策・建材不足で ・トヨタやパナソニック 採用活動を延期へ、選考6月以降に ・東芝や新日鉄、生産一時停止 電力抑制、企業活動に影 ・「エチレン、生産能力の4分の1停止」石化協会長 ・ホンダ、アジア専用小型車をタイで投入 中間層取り込みへ ・車生産停止影響広がる 大同特鋼減産、IHI稼働率落とす ・アステラス、米製薬会社との合弁を完全子会社に(各紙) ・中国など放射線検査強化 日本からの人・貨物向け(日経) ・日立、期末配未定に 従来予想は3円 茨城の拠点被災 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.03.18 18:02:54
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