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マーケット概況
─────────────────────────────────── ・日経平均 9478.53 (-57.6) ・東1部売買高 28.69 (億株) ・同先物 9410 (-40) ・同売買代金 16,418 (億円) ・TOPIX 857.85 (+0.47) ・同時価総額 293 (兆円) ・東証2部 2304.54 (-2.82) ・値上がり 930 ・日経JQ 1222.08 (-3.78) ・値下がり 654 ====================================================================== 28日の東京市場は反落。日経平均は心理的な節目の9500円を割り込んだ。日経平均は 後場に9400円割れ寸前まで下落する場面もあったが、引けにかけて押し目買いが入り下 げ渋った。 決算期末を控えて様子見ムードが強く商いは低調。東証1部の売買代金は前日比10.6% 減の1兆6418億円に留まり、震災発生後の最低を記録した。福島第一原発で高濃度の放射 性物質が相次いで検出され、冷却作業が難航するとの見方が強まったことも相場の重し になった。NYダウは3週間ぶりの高値、上海総合指数も一時3週間ぶりに3000台を回復す るなど、世界的に株式相場は復調しつつあるが、東京市場の戻りは鈍い。原発問題や震災 による企業業績への不透明感が払しょくできない限り、10000円台回復は遠く、9500円台 で頭打ちとなる状況が続くかもしれない。 あすは、3月決算銘柄の権利落ち日に相当する。SQ算出日の日経平均終値がSQ値を上 回ると、その後の相場が堅調となるように、権利落ち日には配当落ち分(今回は80円程 度)を埋め戻して上昇すると、その後の相場が堅調になるアノマリーが存在する。それ だけに、あす反発するか否か注目したい。ちなみに、昨年3月の権利落ち日は日経平均 が約10円安となったが、配当落ち分(72円程度)の大半の埋め戻しに成功し、その後の 上昇に弾みがついた。一方で、昨年9月の権利落ち日は配当落ち分(約63円)を超過す る107円安となり、その後軟調に推移した経緯がある。 新興市場動向 ─────────────────────────────────── 謄落幅 出来高 値上り 値下り 変わらず 日経ジャスダック平均 1222.08 -3.78 3403万株 300社 515社 96社 マザーズ指数 439.73 -8.86 373万株 36社 125社 9社 ====================================================================== ≪NY株式相場は3日続伸・需要増観測でエネルギー株高い≫ ■ダウ平均 :12220.59 (△50.03) ■ナスダック : 2743.06 (△ 6.64) ■日経225先物 : 9415 (▼35:大証比) ■為 替 : 81.30-40 ■WTI原油先物(期近) : 105.40 (▼0.20) ■金価格 : 1426.20 (▼8.70) □売り :1390万株 □買い :2880万株 □買越し:1490万株 みずほインベスターズ証券・エクイティ情報部部長の稲泉雄朗氏は「株式市場は 恐怖感がなくなりつつあるようだが、計画停電や福島第一原発の問題があり、ここから 上は難しい。震災で半導体市場や、自動車産業への影響が出始めている。震災前までは、 来月の下旬以降から発表される来期の企業業績を期待して買いを入れていたが、この状況 下で増益を見込む企業などほとんどないだろう」と指摘している。「東電をみながら取引 している投資家も多い。東電がストップ安で引けたため、あすも売りが警戒される。 しばらくは東電株をみながらの相場になりそうだ」との見方を示している。 ・値上がり率上位10傑 |コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率| 1| 4651|サニックス | 235| 50| 27.03| 2| 8007|高島 | 194| 41| 26.80| 3| 5912|日本橋梁 | 272| 51| 23.08| 4| 5391|A&AM | 107| 15| 16.30| 5| 5974|中国工 | 130| 18| 16.07| 6| 8089|すてきN | 235| 31| 15.20| 7| 7898|ウッドワン | 400| 50| 14.29| 8| 5958|三洋工 | 149| 18| 13.74| 9| 1972|三晃金 | 252| 29| 13.00| 10| 3265|ヒューリック | 723| 74| 11.40| ・値下がり率上位10傑 1| 1813|不動テトラ | 160| -47| -22.71| 2| 1826|佐田建 | 90| -25| -21.74| 3| 1712|ダイセキソリュ | 147600| -38900| -20.86| 4| 1814|大末建 | 82| -20| -19.61| 5| 1888|若築建 | 119| -28| -19.05| 6| 1929|日特建 | 154| -36| -18.95| 7| 9501|東電 | 696| -150| -17.73| 8| 1898|世紀東 | 86| -18| -17.31| 9| 5234|デイシイ | 240| -50| -17.24| 10| 1916|日ビルド | 178| -36| -16.82| 9531 東京ガス 379 +15 大幅続伸で年初来高値を更新。先週末、業績予想の修正、並びに、2011年度供給計画 を発表している。供給計画は大震災の影響が考慮されておらず、インパクトは限定的 であるが、固定資産譲渡益なども加わって、今期最終損益は従来の710億円から980億 円に上方修正している。総配分性向などを示していることから、来期の自社株買い水 準の想定比上振れ期待などが高まる状況のようだ。 7011 三菱重工 371 +7 続伸。引き続き、原発被害の広がりや代替エネルギーへのシフトを需要想定して、同 社のガスタービン事業に対する関心が高まる格好になっている。東京電力への納入実 績などからみて、東京電力の早急な発電設備新設計画では、受注の優位性も高いと見 られているもよう。CLSAでは、同分野の需要拡大見通しなどを材料に、投資判断 を「アウトパフォーム」から「バイ」に、目標株価を380円から440円に引き上げてい る。 8306 三菱UFJ 395 +5 買い先行。GSでは、銀行のカバレッジ・ビューを「ニュートラル」から「アトラク ティブ」に格上げしている。現在の銀行株は、最悪シナリオを織り込んだ水準にある ほか、復興過程への貢献度が最も高く、貸出増による収益機会が想定されると捉えて いる。なかでも、バリュエーションがボトム水準に近い銘柄を注目として、同社はコ ンビクション・リストに採用としている。 5405 住金 185 +6 買い優勢。鹿島製鉄所内にある石炭火力発電所が発電を再開、同日には高炉2基のう ち残りの1基の操業も再開させたと伝わっている。比較的、鉄鋼セクターの中では、 震災被害の影響が大きいと見られていた銘柄。一部ラインは止まったままで、本格的 な鋼材生産の再開がいつになるかなど不透明感強い状況は続くが、普及に向けての前 進を評価する動きが先行へ。 大手自動車各社 しっかり。東日本大震災の影響で、自動車大手の国内生産が約40万台減る見通しにな ったと報じられているが反応薄。各社とも部品の調達が滞り、被災していない地域の 工場における操業停止が影響するものの、ほぼ想定線とも受け止められているよう だ。なお、ドイツ証券では各社の目標株価を引き下げも、業績見通しについては厳し い上期となろうが大きな長期的打撃はないだろうと指摘している。 9501 東電 696 -150 ストップ安。先週末には福島第一原発の2号機から高濃度汚染水が確認されるなど、 原子炉の冷却作業にはなお難航が予想され、原発問題は長期化の公算が大きくなって いることが嫌気されている。また、枝野官房長官は原子力損害賠償法の免責条項が今 回の事故に適用される可能性について免責はありえないとコメントしており、費用負 担の増加に警戒感が高まる状況にも。なお、GSでは政府支援で株主価値低下は不可 避とし、レーティング提示を中断している。 ・25日のNY円、続落 1ドル=81円30~40銭、米金融緩和の正常化観測で ・震災後2週間、企業の資金調達急増 3大銀へ融資要請4倍 ・国内自動車生産40万台減 トヨタは部品の代替調達を急ぐ ・福島第1原発、2号機極めて高い放射線 東電「作業難しく」 ・補正財源、赤字国債も視野 政府、歳出・歳入見直しを徹底 ・再保険料アジア全域で上昇 日本は5%程度引き上げ見通し ・三菱ケミなど11社、有機EL対象に次世代材料を共同研究 ・住金鹿島の火力発電所を再開 東電に47万キロワット供給 ・ルネサス、茨城の工場7月再開 車などへ供給維持を目指す ・リビア空爆1週間、中東の火種 イエメン・シリアにも拡大 ・M&A先進国で急回復 1~3月27%増、米企業82%増 ・ブラジル高速鉄道入札、再延期の公算大きく ・エルピーダ、7月末までのDRAM製品原材料確保 海外調達も ・日触媒、アジアの営業益最高の見通し 11年3月期50億円強 ・住金、鹿島製鉄所内の火力発電所再開 東電に47万キロワット供給 ・ポッカ、大塚HDとの自販機向け商品相互供給を3月末で終了 ・清水建、企業の復旧工事の専門部署を新設 ・ホンダとマツダ、日本生産車の米受注を一時停止 部品調達難で ・東ガス、豊洲の保有地を559億円で東京都に売却 ・大陽日酸、ベトナムに水素製造装置 ・ルネサス、半導体の供給継続 社長「茨城の工場、7月再開」 ・JT、たばこ出荷一時停止 30日から全97銘柄、原材料の調達滞る ・JTB・KNT、旅行の予約が震災で急減 3割前後、レジャー施設の休園も響く ・イオン社長「震災の影響限定的」 ミネラル水、海外調達へ ・日本オラクル、6~2月期の単独税引き益は横ばいの155億円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.03.28 17:58:25
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