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9月26日大引け
14,799.12円 前日比 +178.59円 出来高概算 30億4,783万株 ドル円相場1ドル=98.93円 長期国債先物価格=144.02円 JGB10Y=0.690%(+0.020%)、 JGB5Y=0.240%(+0.005%)、 JGB20Y=1.575%(+0.025%)(15:00現在) 本日の日経平均は4営業日ぶりに反発。下げ幅が一時200円を超える場面がみられた が、法人減税に関する報道やGPIFの運用見直しの思惑をキッカケに、一転して上値追 いの展開となり、高値引けとなった。 米株安や配当落ちの影響を受けて、朝方の日経平均は売り先行で取引を開始した。そ の後、先物主導で下げ幅を拡大し、一時14,400円に迫ったが、政府が法人減税を早期 に検討するといった報道をキッカケに急速に切り返す動きとなった。 そのほか、GPIFの運用見直しで海外資産の比率が高まるとの思惑も加わり、円安ドル 高に進んだことも市場全体に安心感を与え、後場は上値追いの展開となった。大引け にかけても買い意欲は衰えず、結局日経平均は高値引けとなる178円高の14,799円で 本日の取引を終えた。 物色面では、バルチック海運指数が9営業日続伸していることを背景に、商船三井や 川崎船などの海運セクターが後場も上値追いの展開となったほか、ソフトバンクや ファーストリテイなどの値がさ株が堅調に推移。また、熊谷組や大豊建など低位建設 株の一角が大幅高となった。個別では、外資系証券の投資判断引き上げを受けて、ヤ マハが4.0%高となった。 半面、エーザイや武田などの医薬品セクターが売りに押されたほか、デンソーや三菱 重といった輸出関連株の一角が甘い動きとなった。個別では、前日に日経平均採用銘 柄の組み替えに絡む売買でストップ高となった日東電が11.0%安と大幅反落したほ か、今期の最終損益見通しを従来の黒字予想から赤字に下方修正したことを嫌気し て、アドバンテが4.0%安で本日の取引を終えた。 値上がり銘柄数は1,043、値下がり銘柄数は546 ◎ダウ工業株 15273.26(─61.33)▼0.40% ◎ナスダック _3761.09(─_7.15)▼0.19% ◎NY原油先物 _102.66(─_0.47) ◎NY金先物 1336.20(+19.90) ◎寄付前の外資系動向 売 1320万株 買 1640万株 差 _320万株の買い越し 市場からは「配当落ち分を即日で埋めたことで、今後の展開に期待が出てきた。 政府の経済対策に対する期待感と財政問題など米国での不透明感が綱引き する展開が続いているが、きょうの予想以上の強さで前向きな見方が強まり そうだ」(中堅証券)との声が聞かれた。 ・出来高上位10傑 |コード|銘柄 |現値| 前日比| 出来高| 1| 1861|熊谷組 | 247| 50| 209786000| 2| 1821|三住建設 | 128| 9| 183473500| 3| 4022|ラサ工 | 268| 67| 135801000| 4| 9501|東電 | 560| 37| 134501200| 5| 8411|みずほ | 223| ---| 129409600| 6| 5480|冶金工 | 369| 36| 64296500| 7| 5406|神戸鋼 | 182| 6| 52655000| 8| 9107|川崎船 | 238| 8| 52251000| 9| 8306|三菱UFJ | 653| 1| 50653000| 10| 9101|郵船 | 331| 9| 43355000| ・値上がり率上位10傑 |コード|銘柄 |現値| 前日比| 前比率| 1| 4022|ラサ工 | 268| 67| 33.33| 2| 1861|熊谷組 | 247| 50| 25.38| 3| 9110|ユナイテド海 | 288| 39| 15.66| 4| 1805|飛島建 | 178| 24| 15.58| 5| 5721|S・サイエンス | 69| 9| 15.00| 6| 2372|アイロムHD | 910| 113| 14.18| 7| 1898|世紀東 | 141| 17| 13.71| 8| 1720|東急建設 | 601| 71| 13.40| 9| 2687|シーヴイエス | 378| 43| 12.84| 10| 6927|ヘリオステクノH | 276| 31| 12.65| ・値下がり率上位10傑 |コード|銘柄 |現値| 前日比| 前比率| 1| 6988|日東電 6710| -830| -11.01| 2| 2760|東エレデバ |1600| -154| -8.78| 3| 7819|SHO-BI | 426| -32| -6.99| 4| 5974|中国工 | 766| -54| -6.59| 5| 8706|極東証券 |1782| -105| -5.56| 6| 4182|三菱ガス | 857| -49| -5.41| 7| 9938|住金物 | 355| -18| -4.83| 8| 5363|TYK | 258| -13| -4.80| 9| 8163|サトRS | 662| -33| -4.75| 10| 4928|ノエビアHD |1679| -80| -4.55| <6857> アドバンテスト 1197 -50 大幅安。前日に発表した業績下方修正がネガティブなインパクトに。通期営業 損益は130億円の黒字予想から収支均衡水準にまで減額修正へ。有力半導体メー カーによるテストシステムへの需要は想定ほど伸びておらず、かつ、先行きの 不透明感も高まる状況になっているもよう。下方修正の可能性は織り込まれて いたものの、市場コンセンサスを大幅に下回る水準までの下方修正となる格好 に。クレディ・スイス(CS)では更なる下方修正リスクもあると指摘している。 <8035> 東京エレク 5450 -40 反落。米アプライドとの経営統合を好感、昨日は大幅高となったものの、本日 は利食い売りが先行する状況のようだ。アプライドは昨日も続伸の展開となっ ており、終値の17.84ドルをベースとした理論株価は5700円程度になる。また、 バークレイズでは投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」 に格上げ、目標株価も4800円から5400円に引き上げ。ユーザーに対し幅広いプ ロセスを提供することが可能となり、トップライン、ボトムラインの両面でシ ナジー効果は大きいと指摘。 <6988> 日東電工 6710 -830 大幅反落。本日から日経平均に新規採用、それに伴うインデックスファンドの 組み入れ需要発生から、前日は大引けにかけてストップ高水準まで買い進まれ た。インデックス買いの一巡で本日は利食い売りが先行する格好に。また、BN Pパリバでは投資判断を「バイ」から「リデュース」に格下げ、目標株価も 8000円から5000円に引き下げている。競争激化などで市場の期待ほどITOフィ ルムの成長は見込みにくいとの見方に。 <4911> 資生堂 1768 +64 買い優勢。JPモルガン(JPM)では投資判断「オーバーウェイト」を継続、目 標株価を1740円から1900円に引き上げている。米国・欧州化粧品事業のプラス 転換なども想定されるため、上半期営業利益は会社計画を大きく上回る見通し と指摘。会社計画150億円に対して、JPMでは202億円と予想のようだ。 <7532> ドン・キホーテ 6120 +230 買い先行。モルガン・スタンレー(MS)では小売り専門店各社のカバレッジを 開始、同社とUアローズ<7606>を新規に「オーバーウェイト」としている。同 社に関しては目標株価を6500円と設定、消費者の防衛本能が成長ドライバーと なって業界再編のイニシアチブをとる可能性が高いと判断しているもよう。 <9110> ユナイテド海 288 +39 買い優勢。海運セクターは業種別で唯一のプラスサイドとなっている。前日の バルチック指数は5%強の上昇となり、一段と上昇ピッチを早めている。運賃 上昇による収益改善期待が引き続き高まっているもよう。なかでも同社は、中 小型海運株で唯一年初来高値を更新している銘柄であり、短期資金の関心も高 まりやすいもようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.09.26 18:14:50
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