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ヨーロッパ、ドイツワインについてのいろんなこと

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JUMI

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2010.02.15
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カテゴリ:ラーメン

千葉の二日目に食べたのはアリランラーメンだけでした。
一日目は味一、福たけ、鶏の骨と三軒食べてさらに刺身も食べたのですが、二日目はおとなしくすることに決めていました。
二日目は親戚に車で連れて行ってもらってもらうことになっていて当初はビーハイブに行く予定でした。ですが休みだったのです。お台場のイベントはもう終わっていたのですがその後も休養をとっていたからのようです。

でその一緒に言った人がアリランラーメン(本当の名前はアリランラーメン八平らしいです)に行ったことがあったので連れていってもらうようお願いしました。ビーハイブは九十九里の海岸側にあってアリランは山の中、房総半島の中心にあるのでかなり距離があったのですが行ってもらえることになりました。


このラーメン屋は有名な評論家やブロガーの間でも有名な店でいろんな意味で伝説なのです。
味の前にその手前でかなりの文章が書けてしまうところです。ということで超長文になります。

まず場所がわからないのです。多くの人がブログなどで書いていますがカーナビに住所を入力してもたどり着かないそうです。
といってもそこまで山道でもなく、すぐそばまではカーナビでもたどり着けて、ある目印のとこを曲がりさえすれば到着できます。その目印さえ知っていればということですが。

僕は山奥を想像していたのですがけっこう平地にありました。秘境の集落といったイメージのところでした。

2010-02-15 21:42:07

こういった趣のある建物なのですが、数年前は本当にただのトタンの家で営業していてもっとわかりにくかったそうです。今の店とわりと近いところにあるので連れていってもらいました。


で店内に入ったわけですがこの店には大きなルールがあるのです。ブログなどでの情報と同行した人の話を聞いていたので僕は何となくはわかっていたのですが知らない人はかなり戸惑いますしイライラする人、怒る人もいると思います。


この店はけっこうな年のおばあちゃんがラーメンを作っていて、お孫さんが配膳をしているのですが実質このおばあちゃんが一人で切り盛りをしています。そしてこのおばちゃんの店でありおばちゃんがルールなのです。

店に入ってもこちらから注文することはできません。おばちゃんが「次の人」ときいたら初めて注文することができるのです。
ということは入ってきた順番を覚えていなくてはいけないというのがまず難問。20人以上入る店なのでそのことを知っていないとわけわからないでしょう。

そして順番に注文するのですがここでまた大きな問題があります。
一度に6人分まではまとめて作れるのですが同じラーメンでないと作れないのです。
名物はアリランラーメンなのですが、これはにんにくが大量に入ったあんかけ系の野菜が入ったラーメンです。これにはしょうゆと味噌があるのですがポピュラーなのはしょうゆです。でこれとは別に普通のラーメンのしょうゆと味噌があります。なのでメニューは4種類あるのですが、しょうゆとしょうゆアリランは一緒に作れるのですが、味噌も味噌アリランもそれぞれ別に作らなくてはいけないみたいなのです。

ここまで詳細が書けるのは実際に目の前で起きていた出来事からわかったことなのです。

僕らが来たときには何人か待っていておばちゃんから注文をきかれたのですが、最初の4人はしょうゆかしょうゆアリランを注文したのですが、その次の人は味噌アリラン、と言いおばあちゃんが切れ気味に、「一緒に作れないから次の人」と言い、次のおじいちゃんと孫は味噌ラーメン、と言いました。
ということは必然的にこの次(しょう、しょうゆアリランの後)の順番で作るラーメンは味噌アリランになりその次は味噌ラーメンになるのです。
一回で注文からラーメンができるまでには15分以上かかりました。なので違う注文だと相当待つことになるのです。
なので僕らはその次の順番(しょうゆ、しょうゆアリランができあがった後)の時には、味噌ラーメンが食べたいおじいちゃんの次に来た人だったので、「味噌アリランの人は」とおばあちゃんに言われて僕らは手をあげたのです。そうしないと当分食べれないのと味噌系はあまり出ないのでいいチャンスだと思ったからです。
で僕らとその前の人のこの味噌アリランの後がおじちゃんたちの味噌ラーメンになったわけで、おじいちゃんたちはラーメンが来るまで一時間ぐらい座って待っていたのでした。そこまでしても味噌ラーメンが食べたかったみたいです。

で、その間にもお客さんは続々と入っていたのですが、必然的にしょうとしょうゆアリランはその味噌ラーメンの次に作ることになるので後から来た人たちは相当待つことになったのでした。


この事実からだいたいおわかりいただけたでしょうか?(笑)
要は、おばあちゃんに「注文は?」と言われた時の最初の順番の人と同じ注文でないと次にまわされてしまうのです。なので早く食べたい場合は同じ注文をしなくてはいけないのです。ということはグループできてバラバラのメニューの注文なんてできないのです。みな同じ注文にしないと仲間うちでブーイングされることになります。仲間うちでなくても混んでいる場合違う注文をするとまわりの人にとっても白い目で見られることになるので注意が必要です。

いかかですか?こんなに書かないとわからないようなルールがこのお店にはあるのです。
これが立地も含め伝説、といわれる由縁でもあるのです。

このルール、何かでこの店を知ってふらっと来た人にはわからないですよね。注文をききにこないのでまずイライラし、食べたいラーメンが食べれないことにイライラし、さらに混んでいると30分以上は確実に待つので怒り心頭になっていると思います。
なのでこの店に来るには「覚悟」が必要なのです。このルールを了承していてそれでもおばあちゃんのラーメンが食べたい、という人だけが来るべき店なのです。


ということで僕らは半ば自主的ではなく味噌アリランとなったのですが、おいしかったです。
都内の洗練されたラーメンとは全く違うのですがうまいのは確かです。
田舎ならでは、といったら安易な表現になってしまうのですが、これを作ろうと思っても作ることはできないけど素朴な味、といったラーメンです。素材や技術でラーメンの味を評価している人にとってはこのラーメンは受け入れられないかもしれませんが、心や気持ちというものも感じながらラーメンを食べている人には僕の感想はわかってくれると思います。
評価では表すことができないけど、心のこもったおいしいラーメンなのです。

ただけっこう味が濃いし、ものすごくにんにくが入っていて臭くなるので、体調が悪い人、その後に公共の場に出る人はこのラーメンを食べてはいけません(けっこう本気の注意です)。


このラーメンだからこそ、先に書いたようなルールでも、辺鄙な場所でもお客さんがくるのです。それだけ心に響くラーメンです。

ただ興味本位で行けるようなラーメン屋ではなくちゃんと覚悟を持ってからでなくては行けないラーメン屋です。


といったいろんな意味ですごいラーメン屋に行けて本当によかったです。

今回の味噌アリランもおいしかったですが今度はポピュラーなしょうゆアリランを食べにもう一度訪問したいです。


ということで二日の4杯はどれも満足であった実りのあった千葉遠征だったのでした。


追記 

ラーメンの写真も撮ったのに載せるの忘れてました。

2010-02-19 03:15:12






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最終更新日  2010.02.19 03:20:38
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