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カテゴリ:中国
今日は、石見銀山の紹介をします。 石見銀山は、島根県大田市にある銀山です。 石見銀山は1309年に発見されたという言い伝えがありますが、16世紀に本格的な採掘が行われていました。 世界的に見ても多くの銀を産出していた石見銀山では、江戸時代にはたくさんの人が住み、多くの施設が作られてきました。 江戸末期には産出量が減少し、その後も経営は続けられましたが、1943年についに閉山となりました。 その間、掘られた坑道は現在500ほども残されており、歴史的建造物も多く残ります。 1969年には国の史跡に指定され、大森地区の町並みは1987年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。 銀の積出港であった温泉津地区の町並みについても、2004年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。 そして2007年に世界遺産に登録されました。 世界遺産に登録された場所は、銀鉱山跡や大森地区の町並み、石見銀山街道、港と港町と広範囲にわたっていますが、銀鉱山跡や大森地区の町並みは石見銀山の中心地域として現在も多くの遺跡や建物が残っており、世界遺産に登録されたこともあり、多くの人が訪れます。 今日は、この銀鉱山跡や大森地区の町並みについて、観光ポイントを説明したいと思います。 このエリアは、銀山地区と、町並み地区に分かれています。 自動車でのアクセスの場合、これらの地区の外にある、石見銀山世界遺産センターの駐車場に車を止めて、そこから路線バスで町並み地区に移動することになります。 この世界遺産センターでは、石見銀山に関する展示がされており、事前勉強に役立ちます。 町並み地区では、古い町並みがそのまま残されています。 内部を公開している建物、お土産などを売っている建物、食堂やカフェなどになっている建物などがあり、歩いているだけでも楽しい通りです。 その中でも、重要文化財に指定されている、大森銀山地区最大の商家建築である「熊谷家住宅」や、銀山で亡くなった人々を供養している「羅漢寺 五百羅漢」などが見どころになっています。 銀山地区へは徒歩かレンタサイクルで行くことになります。 この地区には精錬所の遺跡である「清水谷製錬所跡」などの見どころがありますが、一番の見どころは「間歩」でしょう。 間歩は、銀山の坑道の事で、現在もたくさんの坑道が残っていますが、その中でも「龍源寺間歩」が唯一一般に公開されている間歩で、石見銀山で一番の見どころになっています。 約600mの長さがありますが、そのうち、273mが公開されています。 坑道の壁面には当時のノミの跡がそのまま残っています。 「龍源寺間歩」のほかにも「大久保間歩」がありますが、こちらは完全予約制で、ガイド付きのツアー形式となっています。 龍源寺間歩も大久保間歩も非常に硬い岩を掘り進んで作られたもので、当時の技術の高さに驚かされます。 このように石見銀山は世界遺産に登録されただけあって、坑道や町並みなどたくさんの見どころがあり、お勧めの観光地です。 石見銀山の詳細は、こちらの大田市のホームページをご覧ください。 みなさんも石見銀山に行ってみませんか。 日本全国旅行案内所TOPへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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