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カテゴリ:四国
今日は、四国遍路の紹介をします。 四国遍路は、四国にある88か所の弘法大師(空海)ゆかりの札所の総称です。 88ヶ所の札所は四国4県に散在しています。 徒歩で順番どおりにまわると、1200km~1400kmにもなり、歩くと40日ほど、車を利用しても10日ほどかかる壮大な旅となります。 遍路は順番どおりにまわらないといけないわけではなく、様々なまわり方があります。 1度の旅で八十八ヵ所のすべてを回ることを「通し打ち」、何回かに分けて巡るのを「区切り打ち」といいます。 また、順番どおり回るのを「順打ち」、逆に回るのを「逆打ち」といいます。 巡礼者は札所に到着すると、ある程度決められた手順に従い、本堂と大師堂に参り、般若心経など決められた読経を行い、その証として納札を納め、納経所で寺の名前や本尊の名前、本尊を表す梵字などを墨書し、納経印を押したのものを納経帳に受領することができます。 八十八カ所全てをまわりきると「結願」となり、その後、高野山(奥の院)に詣でて「満願成就」となります。 本格的な遍路はこのように服装から参拝の仕方まである程度決められていますが、最近は遍路も観光化されており、人によってさまざまな方法で参拝が行われています。 しかし、四国を旅行すると白衣を着て遍路する姿を多く見かけます。 その雰囲気は四国ならではです。 第一番札所の霊山寺は徳島県鳴門市にあります。 ここでは巡礼用具である白衣や金剛杖、菅笠さらに納経帳、掛け軸などを揃えることができます。 その後、徳島→高知→愛媛→香川と順番が続きます。 第八十八番札所の大窪寺は香川県さぬき市にあります。 基本的には海岸沿いがメインですが、中には山の上にある札所もあり、現在でも難所と言われているお寺もあります。 最近では遍路を対象としたツアーや、何回かに分けて参拝する日帰りツアーなども用意されており、誰でも気軽に参加することができます。 徒歩でまわっても、車でまわっても、ツアーに参加してバスでまわっても、四国の雄大な自然、人々の暖かさに心を打たれることでしょう。 四国遍路の詳細は、こちらのお遍路のススメのホームページをご覧ください。 みなさんも四国遍路に出かけてみませんか。 日本全国旅行案内所TOPへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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