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2016年07月08日
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今日は、秋田城跡にある「水洗トイレをご紹介しますよ~

なんで便所の写真なんて紹介するんだいヽ( `ー´)ノ


…まあまあ、後半までお付き合いください。
まず先に、竪穴式建物跡(復元)を見ましょう。


秋田城跡(2) 26
秋田城跡(2) 26 posted by (C)Traveler Kazu 

歴史の教科書では断然おなじみの「竪穴式住居」。
古代の集落遺跡といえばこれだ!って程に、あちこちの遺跡で見つかる遺構ですね。
なので、さほど珍しくはないかもしれませんが、たいていは遺跡保存の為に埋め戻されて、その上に復元の竪穴式住居が建設されています。
しかし、ここ秋田城跡にある竪穴式建物跡は、ご覧のように、屋根がない状態で復元されているのです。


秋田城跡(2) 27
秋田城跡(2) 27 posted by (C)Traveler Kazu 

構造は単純ですが、竪穴式建物における「かまど」の仕組みがはっきりわかる展示になっています。
ちなみにWikipedia「竪穴式住居」によりますと、日本では6世紀にはかまどが見られたようであります。ということは、秋田城が登場した頃には、住居にかまど設置はデフォだったということになるのですかね。また、同項では「北または東向きに」と記述がありますが、ここもたしかに、かまどは「東向き」です。


秋田城跡(2) 28
秋田城跡(2) 28 posted by (C)Traveler Kazu 

隣には、沼地があります。
葦のような植物が一面に盛大に生えています。

この沼地のほとりに、今日のメインテーマ「水洗トイレ」があります。
だ~から便所の写真はいいって…と思った方も、見てくださいな。

それが、こちら下向き矢印


秋田城跡(2) 35
秋田城跡(2) 35 posted by (C)Traveler Kazu 

こういった歴史公園によくある公衆お手洗いにも見えますが…木造というのは珍しいですね。

それもそのはず。内部は下向き矢印


秋田城跡(2) 32
秋田城跡(2) 32 posted by (C)Traveler Kazu 

我々が催した時に駆け込む建物ではなくて、古代のトイレ跡なんです!!
8世紀中頃に作られ、9世紀の初頭(平安時代の直前)まで使われたのではないかということです。
しかも、その構造は「水で流す」、つまり「水洗」。しかも、沈殿槽まであって、上澄みだけを隣の沼地へ流していたのではないかと見られている、周辺環境に配慮した「便所」だったようです。
なお、上の写真は発掘ままの姿で、建物内部は3つの区画に分かれていて、左の区画がこの展示になっています。


秋田城跡(2) 34
秋田城跡(2) 34 posted by (C)Traveler Kazu 

真ん中の区画は、発掘された便所を整備した状態。
この水洗トイレが発掘されたおかげで、いろいろなことが分かったということです。


秋田城跡(2) 33
秋田城跡(2) 33 posted by (C)Traveler Kazu 

分析された結果出てきた、植物の種子や寄生虫の卵。
これらには、もともと秋田に存在するものでないものが多数あり、特に、豚を食べることで体内に入る寄生虫の卵が出たことから、大陸との往来が盛んにあった可能性が大きいという重大な論拠になっているようです。

でも、こんなデカい穴にまたがるなんて無理だよ…

ご安心ください下向き矢印


秋田城跡(2) 29
秋田城跡(2) 29 posted by (C)Traveler Kazu 

現役当時はこうであっただろうという復元が右側の区画に施されていて、当時を偲ぶことができます。まあ、他人様の排泄姿を偲びたくはないかもしれませんが(笑)

便槽の上に板を渡し、それに上がって踏ん張ったのではないかということです。
そして、水は水瓶に用意され、柄杓状の道具で水を流したのではないかとみられています。
(外部からの引き込み水路が見つかっていない)


じゃあ、トイレットペーパーは!?下向き矢印


秋田城跡(2) 30
秋田城跡(2) 30 posted by (C)Traveler Kazu 

籌木(ちゅうぎ)と呼ばれる、よく磨かれて丸みを帯びている木片が沈殿槽から多数出土し、これで拭っていたのではないかとされております。

いくら丸みがあるとはいえ、あっという間に痔になりそう失敗

ちなみに、別名は「クソベラ」であります(笑)
(秋田城跡歴史資料館館内の解説に、本当に「クソベラ」と書いてある)


秋田城跡(2) 36
秋田城跡(2) 36 posted by (C)Traveler Kazu 

裏手に回り込みますと、便槽から沈殿槽へ水と排泄物を流していたとみられる勾配のついた水路が、発掘の通りに復元されています。水路は3本中2本しか見えませんが、見えない1本は現役当時のように埋設樋として復元されています。
そして、斜面下部の広いところが沈殿槽で、ここから上澄みだけを沼地へ流していたのではないかと考えられているそうです。

なお、現在は、当然ですが便所として使用することはできませんので、念のため。
ただし、資料館主催の体験教室などでは、水を流す体験をさせることはあるようです。


便所の話はこのくらいにしましょう。



秋田城跡(2) 37
秋田城跡(2) 37 posted by (C)Traveler Kazu 

東大路
秋田城跡を東西に貫く幅広の道が復元されています。
カメラは城外から、西側の東門(つまり城内方向)を向いて撮影。この先は、政庁の手前にある内郭の門まで続いています(一部、発掘調査工事中)。
背後が中途半端に途切れているのですが、本来はここからどちらへ向かって伸びていたのか、興味のあるところです(現代の道は東と南に延びていて、北側は大きな沼)。
常時解放されているので、近所の人たちの格好の散策コースになっているほか、近くの高校の陸上部員がランニングに励んでいました。生徒たちは東門通過時に、「ありがとうございました!」と清々しく一礼スマイル
いい子たちですね。


次回は、東門並びに高清水公園坂の通りより西側をご紹介します。
こちらは、整備された役所の香りが漂うエリアです。



 

 

 






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最終更新日  2016年07月08日 23時01分18秒
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