ドラマの森|牛に願いを( 11 final )
アクシデントが起こった方が視聴率は上がるんでしょうが、細かい出来事が多すぎて話がやたらとややこしく感じたそんな中、少しだけ感動したのはやはり高清水親子の仲直り親方(大杉漣)が「お前は少しだけ自慢の息子だ」といったその理由が他の実習生よりも牛の扱いがうまいことでなく父親をバカにされたときに官僚に殴りかかったことでもなく昔から変わらず牛の事を大切に思っていたその高志(玉山鉄二)の気持ちに対して自慢に思っていたことこれが私の心を揺さぶりましたでも一つ考えてもらいたいと思ったのは町の合併問題のことこのドラマでは合併を推進する側が完全な悪者でどんなに苦しくても存続させることがとてもステキなことのように描かれているあくまでも公平な立場で描いているようでも与える印象は明らかに一方的なものだったと思うとうもろこし畑にしようとしていた市長をまるで金に目がくらんだ亡者のように描いていたが同じ時期に放送していた『山田太郎』では二宮君がとうもろこし畑に立つ姿をうれしそうに夢見ていた少なくともそのドラマでとうもろこし畑とは主人公の希望に満ち溢れた夢として描かれていた「ところ変われば何とやら。。」というやつで製作側の思惑によって善にも悪にも映すことが出来るこれは非常に危険なことだと思う今回問題となっていた合併もそんな悪いことではないかもしれない広い視野で見たとき自分たちの意志やプライドを守ることがはたしてプラスになるのかは冷静に見極める必要があると思う少なくとも私はこのドラマが描いていたように合併することを間違いだとは思えなかったさてお堅い話はこれくらいにして俳優さんたちの話に移りますが結局最後まで彩華(相武紗季)と和美(戸田恵梨香)の違いがはっきりしないままでした違いがあるとすればラクティスのCMに登場している方が和美で登場していないほうが彩華唯一キャラクターがはっきりしていたのが末永美帆子(香里奈)でしたが彼女も結局誰のことが好きだったのかははっきりしなかった最後のシーンに克也(田中圭)がいなかったことで余計に分かりづらくなっていたそれに同じシーンの玉山鉄二の笑顔あの愛想笑いは『東京タワー』の速水もこみちを思わず思い出してしまいましたその点、妹役の有村実樹はかわいかったな昔の矢田亜希子を見ているようで彼女の今後の活躍が楽しみです最終回に登場しなかった田中圭さんとこの2人が私が選ぶこのドラマのMVPです評価 ☆☆☆--『牛に願いを』登場人物紹介|原作・主題歌・サントラ発売情報このブログが気に入ってもらえたらクリックお願いします→酸っぱいレモンが甘く感じるテレビで話題のミラクルフルーツ2,100 円 (暮らしっく堂)