ドラマの森|任侠ヘルパー(まとめ)
彦一(草なぎ剛)たちがつぶれた介護施設を訪れたとき突然なりだした1本の電話お年寄りからなけなしの貯金をだまし取ろうとする若い男の声そこには数か月前の自分の姿があったもう一度このドラマの第1話を見返してみたそして思ったこのドラマが一番言いたかったことそれは厚生労働省の職員藤堂慶太郎(陣内孝則)が会議でいったこの言葉「あれっ、介護ってそもそも 弱気を助け、強気を挫くってことじゃなかったでしたっけ?」このセリフに集約されていると思う第1話の冒頭「弱気を助け強気を挫き 命を捨ててでも義理人情を貫く 俺はそんな極道になりたかった」これは翼彦一のセリフつまり介護と任侠道は同じということがいいたかったのではないかと思う研修を終えメンバーはそれぞれの道に進んでいった黒沢五郎(五十嵐隼士)は真剣に介護ヘルパーになろうと決意し六車雅人(夕輝壽太)は介護事業を立ち上げた組長の息子 鷹山三樹矢(藪宏太)も1話では仕事を何やっているか女の子に聞かれ「極道で~す!」と言っていたのが「男の仕事よ!」と答えるようになっていたそして彦一と涼太(加藤清史郎)も認知症という病気と向き合っていた涼太の「今日は(僕たちのこと)忘れちゃってるみたい」この一言に涙があふれてきたそれにこの晶のいる施設でのシーンは実によくできていると思う花束に持ってきた”ひまわり”は決してブザー・ビートの山下君のまねではないだろうし彦一が「いい天気だな」と言ったのに対して晶は「そうですね」と答えた記憶が戻っていたら本来は「そうね!」と答えるところところが煙草をくわえた彦一に対しては「ここは全面禁煙よ!」このセリフは1話から登場した晶の口癖でこの瞬間は記憶が戻ったともとれる演出それを聞いた彦一のうれしそうな表情全話を通じて一貫した演出と脚本そして草なぎさんと加藤清史郎くんの見事な演技実にすばらしい作品だったと思います介護に関して抱えている問題点も浮き彫りになり改めて考え直すことができました先行きのわからない今の世の中このドラマが何かのヒントになればいいのにと真剣に思うことができました評価 ☆☆☆☆☆『任侠ヘルパー』登場人物紹介|原作・主題歌・サントラ発売情報このブログが気に入ってもらえたらクリックお願いします→