全柔協の学術講習会 運動器疾患の動作分析・評価と実演 1
先日の日曜日、先輩柔整師S師のご好意で、全国柔整鍼灸協同組合の学術講習会に参加させていただきました。演題は「運動器疾患の動作分析・評価と実演」講師は関西鍼灸大学 神経病研究センター助教授 関西理学療法学会会長 鈴木俊明先生-------------------------------------------------今回、初めての参加で、どんなことを勉強しているのか凄く興味を持っていたのですが、予想以上に勉強になったり、今まで学んだことの更なる確信につながったりと、有意義な一日になりました。色々学んだので、数日に分けてご報告したいと思います。理学療法評価ではトップダウン過程の評価とボトムアップ過程の評価があるということで、簡単に言うと、身体を少し動かしてもらったり、姿勢をみたりして、術者が予想し問題点を見つけ出すのがトップダウン過程の評価方法で、一つ一つ筋力テストや可動域検査などの機能検査をやりながら問題点をみつけていくのがボトムアップ評価のようです。それぞれ長所、短所がありますが、トップダウン過程の評価では検査時間が短くて済むことで、短所としては評価者の能力が反映される。ボトムアップ過程の評価では長所として未熟練者でも評価可能なことや、動作不可能な患者評価に有効で、短所として時間がかかるということです。私の場合はもちろん未熟なのでボトムアップ過程の評価で、今後キネシオロジーで筋力テスト法など習いだすと、最初のうちはテストだけに1時間ぐらいかかるようなスーパーボトムアップ過程の評価になるでしょう(笑)でも、その積み重ねが一目動きを見ただけで、問題箇所を見つけ出すトップダウン過程の評価に通じていると思っています。続き・・・