人体に加わる力 「静力学的負荷変形」
骨は一定度の屈トウ性(たわむこと)弾力性があるから荷重が加わると屈曲するが、一定限度を超えない限り、荷重を取り除くと元の状態に戻る。しかしその荷重が程度を越え、あるいは荷重自体はあまり無理なものでなくても、長時間にわたるとそこに生じた屈曲の回復が困難になる。また、回復できる程度のものでも回復しないうちに第2の荷重が加わると、屈曲や変形が集積して、著明な変形をきたす。これを「静力学的負荷変形」と呼んでいる。-----------------------------------------------------------------------外反拇指、O脚、X脚 変形性膝関節なども、こういった原理があるようですね。