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なんちゃってなすびの柔道整復師 への道 改 仙人&聖者への道

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2007.08.24
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質問 温冷浴とは、どういうものですか。

甲田 温冷浴は西式健康法の中でも特に人気が高いですな。水風呂とお湯の風呂を交互に入るもので、まず水の風呂に1分、次にお湯の風呂に1分と交互に繰り返し、最後に水風呂1分で締めくくる。水と湯を合計7回程度、つまり7分余りの短時間で済みます。

 ただ、水風呂がないとできません。ビニール製で折りたたみ式の水風呂も売られていますが、やっぱり家に風呂を二つ作って、井戸も掘って、井戸水で水風呂できたら最高ですわ。水道水は夏はぬるくてもの足りない、冬は冷え過ぎてしんどい。井戸やったら年中18℃ほど。孫の代まで喜ばれますって、ほんまに。

 シャワーでやる人もありますが、やっぱり水風呂ですな。気持ち良さが全然違います。


質問 温冷浴にはどのような効果がありますか。

甲田 第一に、高血圧の予防になります。温冷浴をやってない人がいきなり水に入ると、血圧がぐっと上がります。「高血圧や心臓の悪い人が水の中に入るのは危ない」と言われるのはこのためですわ。しかし、いつも温冷浴をやってると、水に入っても血圧が上がりません。

 第二は、入浴後に湯冷めしない、発汗もしないこと。体温が上がらないからビタミンCも壊れへんちゅうことですわ。温冷浴は、温まってから最後に水風呂で冷やすんで、毛細血管がグーッと縮んで体温を放散しないんですな。しかし、虚弱体質の人がいきなり温冷浴やると、震えが止まらん人がおる。そんな人は水、湯、水…とやった最後のお湯を2~3分に伸ばし、最後の水を10秒に短くする。これなら震えがきません。

 皆さんは、風呂に長く入ったら疲れが取れると思うとりますが、かえって疲れるんですわ。風呂に30分とか40分入ると、汗とともに塩分が出ていく。そうすると肝臓でブドウ糖を作る能力が低下するから、疲れるんですわ。だから、必ず甘いもんかビールが欲しくなる。その点、温冷浴は汗かきません。

 40℃のぬるま湯でも長いこと(30~40分)入っていると、体温が2℃以上も上昇し、血液中の血小板が凝固しやすくなる。だから入浴で体温を上昇させない工夫をする必要があるわけです。

 また、風呂に入って体温が上がるとビタミンCが壊れます。熱い風呂にいつまでもつかっていると汗をかいてビタミンCを失うから、歯がもろうなる。サウナで汗かいたらしっかりビタミンCをとらへんと総入れ歯になります。歯周病の一番の原因はグローミュー(毛細血管のバイパス)だと思うとります。

グローミューとは、血液が毛細血管を通らないで、直接小動脈から小静脈へと抜けてしまう血管ということで、動静脈吻合枝と言いますわ。この血管は1707年にフランス人のレアリ・レアリーズが発見したもので、そのフランス人に敬意を表して西式健康法ではフランス語のグローミューという言い方をしてますが、バイパスとか副血行路、短絡路などいろいろな呼び名があります。

わかりやすく説明すると、心臓から押し出された血液は、動脈を通って全身の各部へ流れていき、今度は静脈を通って心臓へ戻ってくる。心臓から出た血液は、大動脈からだんだんと細い動脈へ分かれて流れていき、ついには毛細血管という、顕微鏡で見なければわからないような細い血管の中を流れるようになります。この毛細血管を流れている間に、血液は、組織との間に酸素を放出して炭酸ガスを取り入れるというガス交換などを行って、今度は細小静脈のほうへ流れていき、細小静脈からまただんだんと太い静脈へ、さらに大静脈から心臓の右心房へと帰ってくるわけですわ。ところが、細小動脈から毛細血管へ行く手前に、動脈から直接静脈へ抜ける近道の血管がある。それがグローミューなんです。

グローミューは、微小であるため、簡単に消滅し、機能不全になってしまいます。白砂糖のとり過ぎや過度な飲食、食べ過ぎなどによって機能不全になってしまいます。
糖尿病になって眼底出血が起こるのも、グローミューがないから毛細血管にコブができ、それが破れて出血するんですわ。温冷浴やりはったら、皮膚表面に浮いて見える血管が消えます。グローミューができて毛細血管のコブがなくなるからですな。

 第三に、肌が非常にきれいになる。皮膚は水の中に入ると縮み、湯の中では伸びる。皮膚の細かい洗濯をやっているようなもんや。水の中に入って皮膚がぐっと縮んだときに垢が落ちる。温冷浴を毎日やっていると石鹸が要らなくなるんですわ。足のかかとが冬でもツルツルになる。霜焼もできなくなりますな。

 皮膚を鍛えるには乾布摩擦や冷水摩擦がええとされますが、良くないですわ。皮膚を傷つけるんですな。アトピーの患者さんには特に良くない。擦らない温冷浴は皮膚を鍛える一番合理的な方法ですわ。温冷浴でアトピーも良くなりますがな。

 第四に、肌が健康になると記憶力も良くなる。グローミューは我々の潜在意識と関係があるんですわ。動物性神経(運動・知覚神経)は毛細血管に75%、グローミューに25%ある。一方、植物性神経、いわゆる自律神経は毛細血管に25%、グローミューに75%きている。グローミューがいかれると、潜在意識が全部ダメになる。人間の本当の能力は潜在意識が左右するんですわ。氷山でいえば海上に出ているほんの一角が顕在意識で、海に沈んでる本体が潜在意識。潜在意識が人間の能力を決める。つまり、グローミューを作らなあかん。グローミューが衰えている人は能力が低く、記憶力が悪いんですわ。西先生はいつも、「1回読んだ本は、2回読む必要はない」と仰ってた。本当に記憶力も頭も良くなるんですわ。

グローミューがあるかは、水の中で血圧がどれだけ上がるかで分かります。

 第五の効用は疲労が取れる。やってみればすぐ分かります。西式健康法の中で温冷浴が特に人気があるのは、疲労回復効果が高いからですな。血液循環が良くなるから疲労回復が早いんですわ。

 第六は、体の酸とアルカリが平衡すること。水の中では交感神経が、湯の中では副交感神経が緊張する。これを交互にやると、交感神経と副交感神経のバランスがとれる。だから自律神経失調症が治る。特に、喘息のような自律神経のアンバランスで起こる症状にいい。また、温冷浴をするとおしっこがよく出るんですわ。それだけ腎臓の働きが良くなるからでしょうな。
第七は風邪をひかなくなる。冬でも薄着でやっていける体になる。冷え性だからといって体を温めても、冷えないけども冷え性は治らへん。逆に、温冷浴で水に入ったら、冷えるかも分からんけれど冷え性は治るんですわ。





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Last updated  2007.08.24 22:30:53
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