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午前中、いつもと変わらず仕事をしていたら、珍しく幼馴染の海原氏より携帯が鳴った。
事務所を抜け出し携帯に出て、「今、仕事中よ♪(笑)」と言うと、「…うん、分かっとるんやけどさ…」と、何やら緊急事態を臭わせる感じ。。 徒歩で買い物中(散策中)に、どこかから仔猫の鳴き声が聞こえ、気になって見回したら、なんとドブ川(側溝)を流れているスーパーのビニール袋から鳴き声がする事に気がつき、驚いて救出したところ、その袋の中には“へその緒が付いたままの仔猫が4匹”入っていて、ど~したら良いのか…と言う緊急事態だった。 【生まれたての仔猫を袋に入れて川へ流す】なんて、噂話には聞いた事はあったが、まさか地元でも起こりえることなんて、思ってもいなかったので正直、驚愕した。 とりあえず、体力的に弱っているようだったら診察してもらった方が良いが、動物病院ではこうした仔猫の里親探しは手伝ってくれても、(診察以外で)受け入れる事はあり得ないコト、診察は自腹になる旨をアドバイスし、仕事に戻った。 元々、本日は午後から公休を取っていたので昼で仕事を終了し、帰宅して海原氏へ連絡を入れた。 案の定、動物病院で「こっちに連れてこられても困る。」とお断りされ、ペットショップでも門前払いされた為、子猫用ミルクと哺乳瓶を購入し、4匹とも自宅へ連れ帰った…ということだった。 目も開いておらず、へその緒も付いた状態の仔猫4匹を、哺乳瓶で飼育するのは素人には難しいと予想され、また数時間おきの授乳、定期的に刺激を与えての排泄…という行為を、朝早くから夜遅くまで仕事をしている海原氏&お母様にも、物理的に考えてもこなせるハズがなく、海原氏&仔猫を不憫に思った。 …そうかといって、我が家も母子2名で、すでに定ニャンはオーバーしているため、引き取れるはずもなく…。 母の知り合いで、飼い猫が“先日、仔猫を2匹産んだ”という方がいた為、ダメ元で母に聞いてみた。 里子に出せる程に成長するまで、海原氏の代わりに育ててもらえないか。…と。 元々、その知り合いも猫好きなので、とりあえず夕方に連れて行き、母猫が我が子と共に育ててくれるか、顔合わせをすることになった。 夕方、海原氏&仔猫4匹と合流したが、その仔猫は体長(頭からお尻まで)約10cm、目も開いてなく、耳も塞がっている、まさにここ1日~2日の間に産み落とされたばかりの弱々しい仔猫で、ドコから流れてきたのか分からないが、彼らの生命力の強さを感じた。 合流までの間、動物病院で診察をしてもらった海原氏によると、4匹中の1匹が足にへその緒を絡まっていた為の骨折か、片足が深刻な状態になっており、無事成長したとしても、将来的には切断せざるをえない状況だと説明を受けた…とのコト。。 4匹が無事成長したとしても、障害がある子は里親が見つかるのが難しい恐れがあるため、「この子を飼う…ってコトも視野にいれ、腹くくっておいた方がイイよ。」と海原氏に言うと、「うん、俺もそ~思う。」と、すでに腹をくくっている感じが伺えた。 仮・里親のオバちゃんと合流し、小さなカゴに入っている仔猫を見せると、「体温が下がってるから、すぐに雪ちゃん(代理母猫)のハウスに入れてみるわね♪」という事になり、1匹の足に障害がある事など、手短に説明し仔猫を託した。 帰宅後、すぐに第一報があり、代理母猫である雪ちゃんが我が子同様に舐めたり抱っこして世話をし始めたから、後は仔猫自身のおっぱいを吸う力次第で、なんとか一安心♪…とのコトだった。 1.車をメンテナンスに出してて、たまたま徒歩で買い物中、ナイスタイミングでその道を通って子猫を拾い上げた、心優しい海原氏。 2.「猫のことならコイツへ聞け!」とばかりに周知されており、たまたま本日は午後から公休を取っていた私。 3.お盆で忙しいハズなのに、たまたま昼休憩で帰宅した母。(笑) 4.10日程前に出産したばかりの猫がおり、この4匹をも受け入れてくれたオバちゃん。 (たまたま今回は2匹しか産んでいなかった(普通なら4~5匹産むのは当たり前)…という偶然。) 以上、どこが欠けてもこの見事な連携プレーは成り立たなかっただろう。 足に障害が残るであろう子猫は、(無事育ったら)海原氏が引き取る覚悟を決めた。 残る3匹中に雌猫が居たら、オバちゃんが1匹引き取りたいという申し出があった。 …という事は、里親を探さなくてはいけないのは残る2匹。。。 ポイっ!と躊躇無く子猫を川へ捨てた愚かな人間は、こうして何人もの手を経て、子猫が代理母猫の愛情を受けていることなど知る由も無い。。 今まで、何匹もの猫が我が家の玄関に“お願いします”と無責任に置き去りにされている事はあったが、今回ばかりは“ビニール袋に入れて川へ流す”という、死に直結する残虐な行為。。 同じ人間として恥ずべき行為だし、あり得ない!! 他人を思いやり慈悲深い行為が出来るのも人間に他ならないが、同時に地球上でもっとも残酷なのも人間なのだ。 今回、この小さな4匹の大切な命は海原氏により助けられたが、同じような事が今もどこかで起こっているのかもしれない。 我が家に出入りしているノラ猫は、なんとか捕獲し不妊手術を受けさせたため、これ以上飼い主の居ない猫が増えることはないが、“生まれたら川へ流す”では無く、根本から考えないといけない…という事を、思い直して欲しい。。 そして、この4匹が無事成長してくれる事を祈りたい。。 │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |