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2011年11月14日
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カテゴリ:ドラマ
★『 新ビバリーヒルズ青春白書3 』 NHK Eテレ(土22:00)


ジブリのアニメ映画『 耳をすませば 』を観た後で、軽い「鬱」に陥る大人がいると聞く。

それも、「あの頃に戻りたい」という「青春への憧憬」というよりは、「自分はこんな素敵な青春を送れなかった」という「後悔」からのようだ。

この気持ちは、私にもよく分かる。

実際は、大多数の人間は、さほど「素敵な青春時代」なんか送っていないものだと思うが、あんまり美しい映画やドラマを観てしまうと、自分の経験がひどく色褪せて見えるものだ。



そんな、「鬱」に陥った人にオススメしたいのが、この『 新ビバリーヒルズ青春白書 』だ。


とにかく、出てくる人物が、子供(高校生)から大人(親や教師)まで、見事に「バカ」ばっか。

ハッキリ言って良識のある人間が殆ど出てこない。

登場人物の3割は「犯罪者すれすれのアブナイ奴」で、5割は「情緒不安定」で、7割は「ウソつき」で、10割が「愚か者」と思って頂いて良い。


いや、『ウエストサイド物語』や『理由なき反抗』以来、アメリカ人が「愚かな若者の悲哀」を好むのは分かるけど、繰り返される過ちによって、次々引き起こされるトラブルに、シーズン3ともなると、もはや同情の余地は無い。

しかも、散々、愚行を繰り返しておきながら、罪悪感からすぐに反省して、「謝って、ハグして許しあう」という、お定まりパターン健在。

余りの一貫性の無さに、「愚か者に徹しろよ!」と説教したくなるほどだ。


旧作の『ビバリーヒルズ高校白書(青春白書)』も、仲間内でくっついたり別れたりを際限なく繰り返し、嫌な人物も多かったが、その中に少しは、良識ある大人や若者も出ていて、「救い」はあった。

しかし、この新作の登場人物たちは、本当に酷い。


高校生がお金を湯水の如く使って恋愛とパーティー三昧。

「付き合う」→「相手の過ちに呆れて別れる」→「元の恋人を口汚く罵る」→「お互い新しい恋人をつくって和解」→「元の恋人が新恋人とイチャつくのを見て嫉妬する」→「元の恋人にちょっかいをかける」

…てなことを、同じ仲間内で延々繰り返す。



『 耳をすませば 』を観て大人が「切なく」なるのは、平凡な中学生が、取り立ててドラマ性があるでもない恋愛をする姿に、「自分もうまくすれば、こんな体験ができたかも」と思える余地があるからだ。

『 青春白書 』の場合、正直、こんな高校生活を送る位なら、「今のオバサンのままで結構」とすら思ってしまう。

そういや、自分の周辺で、「若い頃、遊びまくって悔いが無い」などと吹聴する人間に限ってエゴイストが多いのは偶然か。



観始めてしまった限り、結末が気になるので観ているが最近ますます、本当に不愉快にすらなるドラマだ。



米国の青春ドラマとしては、『 アンジェラ15歳の日々 』とか、素敵なドラマもあったが、こういう良い作品に限って1シーズンで打ち切りになってしまっているのよね~。(しかも、DVD化もされていない…。グスン)


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<公式サイト>
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/90210_3/index.html

(第1回ストーリー)
新学期が始まり、ナオミたちの高校生活最後の1年がスタート! ひき逃げ事件の罪を償ったアニーは心機一転、前向きな気分で劇場のインターンの面接に挑む。アイヴィーの家に家族の知人でイケメンのオスカーが一緒に住むことに。歌手デビューしたエイドリアナは学校を辞め、人気歌手ハビエルのツアーに参加していたが…。

一方、ナオミは教師のキャノンに乱暴されたことを誰にも言えず、その恐怖をなんとか忘れようとしていた。

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最終更新日  2016年10月12日 00時14分18秒
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